４時間７０人健診

　今日は８時半から１２時半までの４時間に７０人の健診。
　６０×４÷７０≒３．４と一人３分で簡単診察。
　健診だから、まあ、元気に近い方が来てるから出来る人数。
　この中に一人でも病人がいると、そこで停滞し、後の方から『健診なのに、何で遅いの！』とクレーム必至。
　診察室、座った途端「今日、調子はどう？まあまあ？」と良い方に誘導質問。
こうして、最初の言葉かけで普通以上にフィルターを掛けて、頸部・胸部・下肢のむくみを見ながら、少し話して終了、実質３分。
　採血、レントゲンなどの検査は勿論、分業、出ないと出来ない。
　腹部は食欲と便通の問診で診察は省略。
　腹部診察をすると、診察ベットに寝かせて、おなかを出させて診察。これだけで３分以上かかりそうで、７０人全員やったら倍の８時間、私が果てる、無理。
　時々、質問があり、出来るだけ答える。もし、全員から質問を受けたらパンク。
きっと、色んな事を聞きたいかもだけど、堪忍。
　これが健康診断の実態、一番の大事は現在の状況とその中にある結果との調和がどれくらいとれているか。これを話して、そこそこ納得して貰うこと、出来る？

　計７０人、５０人を越えるとやや疲れ、６０人を越えると秘かに後何人と指折り数える心理状態。少しの余裕で診られるのは、半日５０人余りが自分の実力。
　終わって、１時間位は何もしたくも、考えたくもなかった。
　
　その後、研修医と胸腔穿刺の後始末、日常臨床、小会議（頭半ばボーッ）、御家族との面談で終わり。

※　みんなは禁煙、地下鉄乗務員は地下喫煙ＯＫ、ド○○。