マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

青函連絡船「八甲田丸」

2012-12-27 00:30:00 | 船舶・飛行機
青函連絡船「八甲田丸


青函連絡船「八甲田丸」は、昭和39年8月12日に就航しました。
青函連絡船の中でも唯一黄色に塗られた船体は、ひと目で判る目立つ存在でした。



昭和62年12月12日 津軽海峡上にて 上り「八甲田丸」

北海道に渡る際に下り「石狩丸」からすれ違う上り「八甲田丸」を撮影したもの。
津軽海峡上は航路がかなり離れているため、中判の300mm(35mm換算で186mm)レンズを使ってこの大きさです。





昭和63年2月23日 青森港にて 「八甲田丸」

1枚目は、青森港に入港して来た函館からの便。カラーネガからスキャンしてみたのですが、どうやってもカラーバランスが悪いので、仕方なくモノクロにしてしまいました。

2枚目は、到着にあたってタグボートで桟橋に押し付けられているシーンですね。
こちらは何とかカラーが生きそうだったので、そのままアップしてみました。画像では見づらいですが、吹雪いて画像が粗くなってしまいました。

昭和63年3月に廃止になっていますので、廃止までもう1ヶ月を切ってしまった頃に撮影したものです。




平成24年3月11日

メモリアルシップとして今でも置かれている八甲田丸。外観も大変きれいです。
時間が無く、見学することはできなかったので、せめてもの夜間撮影。夜の八甲田丸は撮ってみたかったんですが、さすがに21時も回ると極寒です。

青函連絡船は5往復、都合10回乗ったことがありますが、この「八甲田丸」には乗ったことが無かったと思います。多分・・・。

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国鉄 交直両用型電気機関車:EF80(客車列車編)

2012-12-25 00:30:00 | 国鉄・JR電気機関車(交流・交直流)
国鉄 交直両用型電気機関車:EF80(客車列車編)


EF80は、昭和37~42年に掛けて製造された、EF30に続いて量産された交直両用電気機関車で、63両が製造されています。

通常の電気機関車は、1軸の動輪に対して1つの電動機(モーター)が作用するのが一般的ですが、EF30やこのEF80は2軸(1台車)に対して1つの電動機としています。EF30は関門間の接続のみでしたので、特に高性能にする必要もなかったことからこの方式が採用されたようですが、走行距離の本格的な運用に対応するEF80は、交直流機器及び電気暖房装置の搭載による重量増を抑制するため、電動機を減らして軸重軽減に対応したという点において、EF30とはかなり趣旨が異なるようです。

EF80は、大きく分類すると1次型と2次型があり、さらに電気暖房装置を搭載した客貨両用と電気暖房装置を持たない貨物用があります。
※ただし、ブルトレなど客車に電源装置を持つ列車については、電気暖房搭載の有無に拘わらず運用されていました。

今日は、EF80の写真のうち、普通列車や荷物列車を牽引している写真をご紹介したいと思います。



昭和52年頃 上野駅にて EF8018牽引 下り普通列車

地平20番線で発車待機中の普通列車。



昭和54年頃 上野駅にて EF8018牽引 下り普通列車

偶然にも上の写真と同じ18号機。何故かEF80牽引の旧客列車でカラーだったのはこの1枚だけでした。



昭和57年頃 上野駅にて EF8019牽引 下り普通列車

57・11ダイヤ改正を控えて、上野駅における特急列車の発着の情景を撮りに行った時の写真。鶯谷寄りの跨線橋の上から撮影。



昭和57年8月23日 我孫子駅にて EF8042牽引 下り普通列車

多分、大回り乗車中に我孫子駅で偶然押えた写真。



昭和57年10月12日 荒川沖~土浦間にて EF80牽引 上り普通列車 

車番は不明です。写真では判りにくいのですが、EF80の次位にスハニ64と思われる客車が連結されています。この頃ですと、合造車は殆ど姿を消していましたので、配置換えや廃車にしても何故この列車に連結されていたのか謎です。
常磐線では、この頃の客車は全て保全工事施工車で青色。荷物車はマニ37、郵便車はオユ10と、編成が青一色で変化に乏しかったと言えます。
おそらくこのスハニ64は茶色でしょうから、カラーで撮っていればかなり変化があったのではないかと悔やまれる1枚です。



昭和57年10月12日 荒川沖~土浦間にて EF8012牽引 下り普通列車

下り列車なので、郵便・荷物車は最後尾の連結となります。



昭和57年10月12日 荒川沖~土浦間にて EF8021牽引 上り荷物列車

私が写真を撮った中で唯一のEF80牽引荷物列車。
次位には偶然旧型のマニ36が連結されていますが、荷物列車も終盤を向かえ、マニ50が多勢を占めていました。



昭和57年10月12日 荒川沖~土浦間にて EF8060牽引 上り普通列車

今回アップした写真で唯一の後期型。ヒサシがなく、テールライトも外バメ式となっており、1次型とかなり印象が変わります。この列車は郵便車等の連結が無いようです。



昭和57年11月14日 上野駅にて EF8030牽引 常磐線普通列車

上野駅にとっては、この日が大転換となった日、といっても過言ではないでしょう。ごく一部の列車を除き、上越系・東北系の電車特急、短距離系の夜行列車、そして、昼間の急行が1日にして無くなってしまったわけですから。
首都圏でも53・10改正以後、最後の牙城となっていた常磐線の客車普通列車。夜行急行も含めて、旧型客車はこの日を境に一気に姿を消してしまうことになってしまいました。


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このほか、EF80牽引の客車列車は、以下のとおり過去ログでご紹介しております。

415系・キハ58系・20系客車:快速「エキスポライナー」

寝台特急「ゆうづる」:EF80編

20系&14系ハザ:急行「十和田」


また、貨物列車編は以下のリンクからご覧ください。

国鉄 交直両用型電気機関車:EF80(貨物列車編)

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211系:東北・高崎線(ひし形パンタ)

2012-12-23 00:30:00 | 国鉄・JR普通列車
211系:東北・高崎線(ひし形パンタ)


地元で長らく活躍してきた211系ですが、登場当初から20年以上、パンタグラフはひし形のPS21を使用していました。
デジカメを購入した頃から地元での撮影を再開し、それまで殆ど撮影をすることのなかった211系を撮ったりしましたが、その変化は直ぐに訪れることになります。

平成21年の夏頃でしょうか、パンタグラフがシングルアームに変ってきていました。
最初はチラホラと言う感じでしたが、意外とその後は早く、1年ほどで殆ど換装されてしまったように記憶しています。

今となっては地元からの撤退も現実のものとなり、パンタグラフ程度の問題ではありませんが、一つの記録として撮っておいて良かったと思うものでした。



平成21年7月20日 クモハ211-3012

これは最後に撮ったコマですかね。やはり個人的にひし形の方が・・・。



平成20年2月3日

雪の日、パンタグラフの換装など夢にも思っていなかった頃。



平成20年5月18日

浦和駅高架化工事に伴って貨物線を走る211系。
かつて湘南新宿ラインが開通した頃、211系はここを日常的に走っていた。



平成21年5月2日

15両編成で3基のパンタグラフ。シングルアームに比べて、ひし形パンタグラフはその存在感が大きい。

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旧型国電:首都圏を走ったクモニ13

2012-12-21 00:30:00 | 旧型国電
旧型国電:首都圏を走ったクモニ13


その昔、首都圏の夕刊輸送と言えば鉄道輸送かな?という印象があります。
総武線で最後まで残った新聞輸送とは異なり、おそらくはキヨスクで販売するものに限定されていたと思います。

この輸送の立役者だったのがクモニ13。
物心ついた頃に走っていた地元の茶色の旧型国電は昭和40年代半ばになくなってしまいましたが、この17m戦前型のクモニ13はその後も運転されて異彩を放っていました。

ただ、14時台を走っていたと言うことから目撃はするものの、写真はあまり撮っていませんでしたね。当時としては当たり前過ぎた光景だったと言うことだったと思います。



昭和52年頃 西川口~蕨間にて 夕刊輸送の荷物電車

大変画像が悪い写真で申し訳ないのですが、私が一眼レフを買った初期の頃に撮ったものではないかと思われます。
番号も字が滲んでしまって良く読み取れませんが、京浜東北線でよく見られた元34系のクモハ12から改造されたタイプで、鉄道コレクションのプロトタイプとなったものです。

真夏に撮ったものなのでしょうか、殆どの窓は全開となっており、如何にも暑そうな感じです。京浜東北線にも冷房車が導入され始めた頃で、14時前後に設定されていたこのスジからすると、運転手、荷扱い手からしても一番過酷な運用だったのではないでしょうか。



昭和51年 蕨~西川口間にて

先般アップいたしました新前橋から大井工場への配給列車です。
先頭から、クモニ13+クモル23+クハ76+クモヤ90です。クハ76は間違いなく新前橋区の車両でしょうが、クモル23とクモニ13は品川電車区でしょうか。

2つの運用・用途はまったく別物ですが、新聞輸送は京浜東北線以外でも実施されていることから、品川電車区(大井工場含む?)に集約され、共通で使用されていたのではないかと思われます。

いつまで運転されていたのか、どのような運用になっていたのか、詳細な資料がないのが残念です。

クモニ13については、『クモニ13026:飯田線 旧型国電』でもご紹介しています。


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「みどりの山手線ラッピングトレイン」を運行します

2012-12-20 01:20:00 | ノンジャンル

更新お休みの日ですが、鉄道写真ネタになりそうな情報がJR東日本から発表されましたのでご紹介いたします。


「みどりの山手線ラッピングトレイン」を運行します

「現在の山手線のラインカラーのきっかけとなった103系通勤型電車をイメージし、
みどり色(ウグイス色)を車体側面全体にラッピングしたE231系電車を約1年間にわた
り運行します。
車内のつり革部には、山手線の歴史と沿線風景を掲出し、歴史を振り返ります。」

運転期間は、平成25年1月16日~12月28日までとほぼ1年間にわたります。

前回、チョコ電の時には油断して1回しか撮影することが出来ませんでしたので、今度はきちんと記録しておきたいな、と思っています。

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