マル鉄・鉄道写真館

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東武鉄道DRC:特急「けごん」

2011-02-21 00:25:00 | 私鉄(大手)
東武鉄道 1700系・1720系 特急「けごん」

東武鉄道は、かなり古くから国鉄との日光争奪戦が繰り広げられていた。
そんな中、日光・鬼怒川方面へよりグレードの高いサービスを目指し、DRC1720系を製造した。設計思想は151系に対抗するためとあるが、やはり国鉄日光線電化に合わせて誕生した157系デラックス準急の存在が大きいものであったと考える。

1720系は6連7編成が誕生し、さらに既存の特急車両1700系に同じ車体を載せた新1700系6連2編成も誕生している。






いずれも 昭和56年6月6日 東武日光線 新大平下~栃木間にて

「けごん」は、浅草から東武日光を結ぶ老舗特急列車である。
朝の浅草発下り列車と、夕方の日光発上り列車に時間帯が集中するため、やや撮りづらい列車であった。

写真はオリジナルの姿となっているが、晩年は運転席上に単独のクーラー室外機を搭載したため、かなり印象が異なっている。
1700系・1720系は、平成3年8月31日をもって定期運用を離脱、後進のスペーシアにその任を譲っている。
なお、一部の車両は特急「りょうもう」用に機器を流用し、現在も生かされている。

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