マル鉄・鉄道写真館

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キハ82系:特急「おおぞら」(その1)

2013-01-09 00:30:00 | 国鉄・JR特急列車
キハ82系特急「おおぞら」(その1)


「おおぞら」は、キハ82系を使用して昭和36年10月に誕生した北海道初の特急列車です。運転区間は函館~室蘭本線・千歳線経由~旭川でした。
昭和37年、旭川編成に釧路編成を併結開始。「おおぞら」の原形が出来上がります。一旦は旭川編成が無くなり、釧路編成単独となりますが、その後再び復活したことがあります。
昭和47年から3往復体制となり、しばらくこのスタイルで推移しましたが、昭和56年に石勝線が開通、函館~札幌間が「北斗」と分離されるなどの変遷があります。

私が北海道に渡ったのは、未だ石勝線が開通する前でしたので、函館本線滝川から根室本線富良野を経由して釧路へ至るルートを通っていました。

今回は、電化区間で撮影したものをアップいたします。






昭和55年3月 札幌駅にて

最初に北海道に行ったときは、どこで撮ったら良いのか全く要領がつかめず、殆ど駅撮りだったような感じです。ローカル線の乗りつぶしをやっていたわけでも無し、昼間なにをやっていたのか殆ど記憶がありません。
この頃は、基本7両+付属3両の10両編成が一般的でした。



昭和56年3月11日 白石~厚別間にて

架線下を行く「おおぞら」。
直線区間を遠慮の無いスピードで疾走していきます。ファインダーを覗きながらも、車体に舞う雪煙に感動したものです。
ダイレクトプリントからのスキャンなので、画像がよくありません。環境が整いましたら、ポジスキャンの画像に貼り替えたいと思っています。



昭和56年3月11日 大麻~厚別間にて

翌年の同時期に再度北海道を訪れています。すっかり冬の北海道の魅力に取り付かれてしまいました。
この時は前年の経験を生かして、駅間でも撮影するようになっています。
写真は珍しくキハ82をダブルで連結した編成。私が滞在している間、この編成が組まれたまま運転されていたようでした。




上の写真の列車の後部になりますが、なんとキハ82の900番代が連結されていました。
詳細は明日の『キハ82901:特急「おおぞら」』でご紹介いたします。



昭和56年3月11日 大麻~厚別間にて

電化区間で撮影したものです。リバーサルのマウントに邪魔されて、右側がカツカツになってしまったのが残念です。
思いっきりの逆光ですが、画像の調整でなんとか見られるようになりました。

まだ石勝線の開通前ですので、「おおぞら」は全て滝川~根室本線富良野経由です。ですので、この区間ではもう「おおぞら」を見ることはできません。

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