マル鉄・鉄道写真館

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455系:急行「まつしま」

2013-01-05 00:30:00 | 国鉄・JR急行列車
455系:急行「まつしま」


急行「まつしま」は、上野~仙台間を結んでいた昼行急行列車です。ただし、季節列車として夜行が1往復設定されています。
全線が電化区間となっておりますので、定期・季節列車ともに455系電車が使用されており、臨時列車については客車も使用されていたことがあります。

上野~仙台間は比較的に平坦線区となるため、勾配抑速ブレーキを搭載しない451系や453系が使用され、付属編成となる「ざおう」「ばんだい」に455系・457系が優先された運用が組まれていたということです。



昭和54年 蕨~西川口間にて 「まつしま2号」

こちらは列車番号が入っており、「まつしま2号」であることが判明しました。
最後部2両はモハのファンデリアルーバーがないことから、457系ユニットとみられます。



昭和56年頃? 南浦和~蕨間にて

列車番号が不明なのですが、確率的に「まつしま」ということで整理しておきます。
もしかしたら「あづま」や「なすの」だったりするかもしれません。



昭和56年 西川口~蕨間にて 急行「まつしま7号」

蕨駅南側の歩道橋の上から撮った写真です。
貨物列車も最後の悪あがきの頃であり、今のマンションが立っている場所は「住友セメント」の工場でした。2本の留置線と1本の荷役線があり、既に閑散とはしていますが、タキ1900などが出入りし、専用のスイッチャーも2台配置されていました。
現在、写真の足場となっている場所は元々が水路となっており、現在はこれに沿って一方通行の道路となっています。雪が積もっているだけで、いつもの景色が素朴な風景に映ります。
雪が降ったら撮影に行く。そんな物心がついたのもこれが最初かもしれません。



昭和56年1月5日 白坂~豊原間にて 急行「まつしま6号・ばんだい4号」

母親の実家に行く際に、途中下車して撮影したものです。東北新幹線の開業前年であり、田舎とは言えどテキトーに立っていれば特急・急行がバンバン走ってくる時代でした。時期が時期で、貨物列車の写真が1枚も撮れていないのは今から思うと残念でしたね。
後方には巻き上げた雪が僅かながら煙状に写り込みました。東北急行の最後の隆盛ですね。



昭和57年 南浦和~蕨間にて 「まつしま2号」

こちらば東北新幹線開業間際くらいの写真だと思います。こちらも列車番号から「まつしま2号」であることが判明いたしました。



昭和57年6月22日  貝田~越河間にて 「まつしま1号」

特急「やまびこ」の最期を撮るために東北へ遠征してきたときのもの。
珍しく福島以遠で撮ったため、「ばんだい」を外した6両編成の「まつしま」を記録することが出来ました。

急行「まつしま」は東北・上越新幹線の大宮暫定開業後も生き延びましたが、上野開業となる昭和60年3月のダイヤ改正を以って消滅しました。

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