EF81牽引:赤い「カシオペア」
寝台特急「カシオペア」については説明は要りませんね。
運転開始以来、EF81のカシオペア専用塗装車が用意され、頑なにこれ以外の機関車を牽引に充てることはありませんでした。
EF510が登場し、「カシオペア」にも正式に牽引の出番が入ると、EF81は次々と運用から外れ、返り咲くことは無いと思われました。
しかし、意外なところに落とし穴がありました。
東北本線やIGR・青い森鉄道などで不通区間が発生すると、上越・羽越線経由の迂回運転を強いられることとなりますが、この区間ではEF510の訓練運転がされていませんので、必然的に在来の機関車が牽引せざる得なくなる訳です。
EF510への切り替え後、そのような事態が実際に起きてしまいました。そこで登場するのがEF81となるわけですが、ちょっと事情が違います。既に「カシオペア」専用の運用が解除されてしまったためでしょうか、従来では有り得なかった赤い星ガマが登場することとなったのです。
平成22年7月18日 EF8198
IGR線内で下り線が不通になったということで、下り「カシオペア」は上越・羽越本線経由で運転されました。しかもカシガマの手配が付かなかったらしく、なんとフツーの星ガマが牽引しました。この組み合わせ、史上に残る出来事でした。
このときは事情を知らずに撮影に行きましたので、赤いカマが現れたときには何がなんだか分からなくて、アタマの中が白飛びしました。
災害による迂回措置だけではなく、予備車の常駐が無い青森での故障でも非常事態が起きています。
平成22年12月23日 EF81137 下り「カシオペア」
同日上り「カシオペア」の牽引機であるEF510が車両不具合を起こしたようです。
この日の下り「カシオペア」は、やはり返却を兼ねた赤ガマEF81青森車がやって来ました。
上りはヘッドマークが付いていなかったので、下りについてはどうなるか分らなかったのですが、やはりこちらには予備があるようで、ちゃんと付けてきましたね。
平成22年12月25日 EF81137牽引 上り「カシオペア」
珍事は続きました。EF510が回復しないようで、またまた同じ137号機が上京してきました。今度は情報を早く察知しましたので、上りの良い光線状態で撮影することが出来ました。
平成22年12月25日 EF81137牽引 下り「カシオペア」
そして同日、夕方の下りを牽いて、137号機は青森へと帰って行きました。今度は流し撮りが上手くいきましたね。
ひょっとして、また別のカマが連投してくるのではないか・・・と淡い期待を抱きましたが、EF510が回復し、EF81が戻ってくることはありませんでした。
その後はご存知のとおり、東日本大震災や台風など、平成23年は自然厄の年となりました。迂回運転の実績がまた生まれてしましましたが、直流機が牽くという珍事も起きています。
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寝台特急「カシオペア」については説明は要りませんね。
運転開始以来、EF81のカシオペア専用塗装車が用意され、頑なにこれ以外の機関車を牽引に充てることはありませんでした。
EF510が登場し、「カシオペア」にも正式に牽引の出番が入ると、EF81は次々と運用から外れ、返り咲くことは無いと思われました。
しかし、意外なところに落とし穴がありました。
東北本線やIGR・青い森鉄道などで不通区間が発生すると、上越・羽越線経由の迂回運転を強いられることとなりますが、この区間ではEF510の訓練運転がされていませんので、必然的に在来の機関車が牽引せざる得なくなる訳です。
EF510への切り替え後、そのような事態が実際に起きてしまいました。そこで登場するのがEF81となるわけですが、ちょっと事情が違います。既に「カシオペア」専用の運用が解除されてしまったためでしょうか、従来では有り得なかった赤い星ガマが登場することとなったのです。
平成22年7月18日 EF8198
IGR線内で下り線が不通になったということで、下り「カシオペア」は上越・羽越本線経由で運転されました。しかもカシガマの手配が付かなかったらしく、なんとフツーの星ガマが牽引しました。この組み合わせ、史上に残る出来事でした。
このときは事情を知らずに撮影に行きましたので、赤いカマが現れたときには何がなんだか分からなくて、アタマの中が白飛びしました。
災害による迂回措置だけではなく、予備車の常駐が無い青森での故障でも非常事態が起きています。
平成22年12月23日 EF81137 下り「カシオペア」
同日上り「カシオペア」の牽引機であるEF510が車両不具合を起こしたようです。
この日の下り「カシオペア」は、やはり返却を兼ねた赤ガマEF81青森車がやって来ました。
上りはヘッドマークが付いていなかったので、下りについてはどうなるか分らなかったのですが、やはりこちらには予備があるようで、ちゃんと付けてきましたね。
平成22年12月25日 EF81137牽引 上り「カシオペア」
珍事は続きました。EF510が回復しないようで、またまた同じ137号機が上京してきました。今度は情報を早く察知しましたので、上りの良い光線状態で撮影することが出来ました。
平成22年12月25日 EF81137牽引 下り「カシオペア」
そして同日、夕方の下りを牽いて、137号機は青森へと帰って行きました。今度は流し撮りが上手くいきましたね。
ひょっとして、また別のカマが連投してくるのではないか・・・と淡い期待を抱きましたが、EF510が回復し、EF81が戻ってくることはありませんでした。
その後はご存知のとおり、東日本大震災や台風など、平成23年は自然厄の年となりました。迂回運転の実績がまた生まれてしましましたが、直流機が牽くという珍事も起きています。
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