高校演劇東北大会(12月22,23日、宮城県名取市)、終わった!負けた!だけど、全国大会出場が決まった!なんのこっちゃ?
いやぁ、僕も名取に行くまで知らなかったんだけと、今年に限り、なんと、東北から全国に2校出場できることになっていたんだ!去年でもない、来年でもない、2007年限定の特別サービスだ。そして、その2校目に置農の『どんがら山奇譚』がすべり込んだんだ。なんとういう、幸運、なんとういう強運!なんとういう悪運?例年通りなら、2位だろうが4位だろうが同じ、優秀賞でご苦労さんってことだっだんだ。それが今年に限り、2位まで全国だったなんて、とても、信じられない巡り合わせだね。今年で定年、置農演劇部顧問となって9年、最後の大会で東北大会に初出場、そして、偶然余分の全国切符をもらっちまうなんて、これほどの大当たりはないね。交通事故とか気をつけなくちゃ!
詳しくは、また、報告するけれど、今回の大会、まずは妥当な審査結果だったと思う。自分で言うのもなんだけど、青森中央と置農が抜けていたと思った。まったく両極端の2校で、どちらも高いレベルの舞台だった。緊張感を取るなら青森中央、癒し系なら置農、ってところだったかな。舞台の作りも、ほんと、正反対。青森中央が出演者分の椅子だけの道具で装置一切無しの作りだったのに対して、置農は凝りに凝った装置と衣装、手間暇掛けまくった仕掛けだった。
で、結局青森中央が最優秀になったわけだけど、その結果に僕としてはまったく異論がない。素晴らしい脚本だったし、見事な演出だったし、鍛え上げられた役者たちだった。さすがは畑澤聖悟さんだ。畑澤さんは今年から弘前の方に転勤になったそうだけど、次々に破裂する爆笑と時代に突き刺さる緊迫感、この舞台は、まぎれもなく彼の作品だった。
置農の舞台も素晴らしい出来だった。歌がはるかに上達していたし、前日に仕込んだギャグも成功した。テンポも良くて、観客をほんわかしんみりの世界に誘ったことと思う。
その他の結果は、優秀賞に、宮城広瀬高校と山形東高。これまた、実に妥当な選考だった。こんな風にだれもが?納得いくような審査をしてくれると、大会も楽しく気持ちいいんだけどね。
ということで、来年8月群馬県桐生市でおこなわれる全国高文祭演劇部門、全国高等学校演劇発表会に置賜農業高校演劇部出場します!!