ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

小ホールできれば、もう、4割方成功だ!

2007-12-15 23:58:49 | 演劇

 菜の花座第18回公演『遭難、』の、今日は仕込みだった。

 舞台上にステージと客席を作るって試み、上手くいったんだよ!!!

 心配だったんだ、実は!頭の中では、きっちり設計図はできていたけど、それが実際組み立ててみて、構想通りに行くかっていうと、なかなか、そうは問屋が卸さない。うわっ!古い表現!!だってね、かなりいろんな仕組み試しているからね。机上のプランが果たして、実際に想定のように実現できるのか?疑問!!

 まず第一の難問は、中割幕と大黒幕の間、三間半が与えられたスペースだってこと。その狭~い空間に舞台をしつらえ、客席を作らなくちゃいけないんだ。もう、パズルだね、ほんと!だから、図面は定規をきっちり使いながら、㎜単位で仕上げた。でも、僕が書いた図面だからね、当然、手落ちはあるんだよ。それと、図と実際との違いもあるしね。

 仕込みは置農演劇部を総動員しておこなった。いやいや、当初の計画は、置農演劇部を使って1時間で基本仕込み終え、彼らには東北大会に向けて稽古してもらうつもりだったんだ。いや、本当の話。でも、いざ仕込みにかかってみたら、時間のかかること、かかること!仕込みが完了したのは、結局、置農生の稽古予定時間12時を回ったところだった。ごくろうさん!置農演劇部!!でも、君たちの先輩の舞台だものな。君たちが先々世話になる菜の花座の手伝いだものな。不平不満なんて、ないよな!!

 で、置農生が作っくれた舞台と客席だったけど、この仕上がりが、う~ん!実に、良い!!客席数は当初予定の120を下回って90席になってしまったけれど、実に小劇場風の演劇空間が仕上がったんだ。ここに満員のお客さんが入って、ぎゅーっと、凝縮した劇空間が、作られる。う~ん!楽しみだぁー!!この舞台を味わってもらうだけだって、価値は十分にあると思うね。だから、ぜひぜひ、来てください。この狭く凝縮した空間で濃密な芝居を味わっていただきたい。

 さて、芝居の方は、良いところまで来た。まだ、大切な部分、つまり、笑いが作れていないけど、後半部分の緊迫感は十二分に仕上がった。稽古終了後、ぎりっとダメだししたから、明日のゲネ、本番は、課題をしっかりクリアーして、正しき本谷有希子の芝居をお見せすることができるに違いない。

 でも、まあ、この小劇場の工夫を見るだけだって、価値はあるから、ぜひぜひ、絶対、ご来場下さい!

 

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