ステージおきたま

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地域のあったかさ:『夢芝居2010』初公演

2010-04-25 00:23:35 | 地域文化

 地域のお花見会、観桜会に呼ばれた。南陽市金山地区。でも、この寒さだろ、桜はぎゅっとつぼみを閉ざしたまま。春の息吹なんてどこにあるの?霰さえ落ちてくる天候だもの。だから、お客さんは、・・・そりゃ来ねよな、きっと!

 午後1時に集合して、いつもの通り走って、ストレッチして踊ってアップして、さあて、メイクと着付け。あれれ、観客は?まあ、いいじゃないか。十人だろうと5人だろうとしっかり見てくれる人がいればそれでいい。

 今日の余興は地区に生まれた合唱団と置農演劇部。先に「金山合唱団」の発表。女性14~5人と男性5人ほどの混声合唱だ。曲目は『白いブランコ』『千の風にのって』他一曲。いいなぁ!いや、上手ってわけでは、・・・・・でも、なんかぐっと胸に迫るものがある。おばさん、おじさん、おじいさんが、一生懸命、『白いブランコ』歌ってるのって、いいよなぁぁぁ。後ろには桑畑があって、その奥は山。キーボードに合わせて精一杯なんだ。

 金山って地区にどんな歴史があるのか、知らない。でも、ここに集まった数十人の人たちが心から金山を愛し、金山を大切にしていこうと思っているか、じんじんと伝わってきた。人が集まらなくたって、自分たちが心から楽しんでいれば、いつか地域の人たちも気づいて寄ってくっさ、ほんで、それがいつか大きな流れになって、生き生きと地域が立ち上がってくるに違いねえなさ、ってそんな感じかな。

 結局、観客は合唱団+飲み物販売の方たち、+子どもたち数人、しめて・・・・・でも、楽しい公演だった。高校生の拙い踊りを思う存分楽しんでくれた。目一杯声援してくれた。だから、部員たちも気持ちよく、ノリに乗って踊っていた。アンコールまでしてもらっちゃって。終わった後は、玉コンと団子と綿飴のご馳走攻勢!いやあぁぁぁ、食った食った!それも金山のおじさん、おばさんたちと楽しく歓談しながらね。

 まさしく異世代交流!この『夢芝居』には多分そんな効用もあるんじゃないかと思っていたけど、思った以上の素晴らしい成果だった。今の高校生にとって、父親とも爺ちゃんとも言える人たちと、気持ちを通じ合えるって、ほんとあり得ない状況なんだから!地域を大切に大切に頑張っている人たちとの交流、この経験は必ずなんかの形で生きて来るに違いないと思うね。

 気に入ってもらって、次回も呼んでもらって、末永いおつきあいになれば、これはまた、素晴らしいことだよね。南陽市金山の皆さん、ありがとうございました。

  

 

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