ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

迎える心包む心

2011-09-23 20:27:56 | 地域文化

 玄関を入ると入り口正面のパネルに見たようなカラーページ。ありゃ、置農演劇部のホームページのコピーじゃないか。それも昨日顧問Nがやっとのことで、おっとやっとのことは

余分、アップした2011年活動最初のページだ。地区大会最優秀となった『漂流』の特集だ。

 さらには昨年の活動のページもコピーして張り出されている。ご挨拶をして公演会場に入るとそこにも2面の掲示板に一面の演劇部活動紹介。見せていただいた今日のプログラムにも丁寧に置農演劇部の紹介がなされている。

 公演の時はいつだって主催のみなさんからは気配り心配りをいただいているが、今日ほど徹底しているのは初めてだ。申し込みをいただいたのも早かったし、その後何度も打ち合わせや問い合わせをいただいていた。なのに、つい忙しさにかまけて、要望のあった公演チラシも送らずじまいだった。改めて、申し訳なく恥ずかしい思いがした。

 米沢市松川コミュニティセンター、7月にオープンした真新しい施設だ。子どもの遊びスペースもあり、和室もあり、調理実習室もあり、2階にはまだまだ様々工夫が凝らされているようだ。そうそう、エレベーターもあるっ小耳にはさんだぞ。この施設に賭けた意気込みがよく伝わってくる。

 施設ばかりじゃない。職員の方達の気合いが凄い。このセンターが地域活動の核になるようにとはりきっている気持ちがびしびしと伝わってきた。そして、今回の公演は、これからの盛りだくさんの主催行事の出発点に位置づけられているようだった。こりゃしっかりやらなくちゃ!

 久しぶりにコントも二本、演歌舞踊もお祭りダンスも持ちネタすべて出してのフルステージ(1時間35分)だった。観客は地域のお年寄りを中心に5,60名。遊びに来ていた子どもたちも何人かいた。

 はじめはやや硬い反応で、うーん、イマイチ乗りわるいか?って感じていたが、一曲ごとに『夢芝居』の楽しみ方がわかってきたようで、中間のコントあたりでは大爆笑の連続となった。そして、お祭りダンスの数々。最上川舟歌ヒップポップ、愛ダンス、お祭りマンボと続くともう大歓声。とてもお年寄りとは思えない盛り上がり方だった。そう、どっかのアイドルグループのコンサートみたい、ちょっとオーバー!いえ、大いにオーバー!!でも、手を頭上に掲げての拍手ってお年寄りではあまり見かけないよなぁ。歓声もおじさん、おばさんのかけ声とはちがうんだもの。生徒たちは気分良さそうだった。

 そりゃそうだよ。こんなに喜んでもらえて、拍手もらえて、声かけてもらえて、感謝してもらえて、励ましてもらえて。よくよく見れば、いや、よく見なくたってそれほど上手いって舞台じゃない。はっきり言って、もう少しなんとかなんないか?ってのが僕の感想なんだが、この感動プレゼントはいったいなんなんだ?

 若さ!そして、心のつながり!ってことなんだろうな。世間一般じゃ、年寄り?ふん!って高校生が多い中で、休みをつぶし精一杯、演じ踊る高校生。しかもその出し物はお年寄りに楽しんでもらいたいと準備したもの。その心遣いが演じる者と見る者の気持ちを一つにつなぐのだろう。

 部員達よ、君たちこそ幸せなんだよ。こんな心の温まる時間も持てたってこと感謝しなくちゃならない。精一杯相手を思って迎え、それに心を込めて答える。こういう持てなしの相互交流の気持ちを大切にしていこう。って話しを終わった後のミーティングでした。

 地域に出ること、地域とつながること、高校生にとってこれ以上に大切なことってあるか?

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またまたまたアップしました。よろしく!『漂流』のコミカルシーンです。http://www.youtube.com/watch?v=CBLHrGnDutY

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