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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

最後の焼き芋!

2020-02-15 10:11:03 | 食べ物

 まさかねぇ、ここまで持つとは思わなかった!2月だぜ。

 これまでだったら、12月、寒さ厳しく迫りくる頃にゃ、そこら中、黒い斑点が出て、そこから一気に腐っていったりしたもんだが、今年のサツマイモは断然違う。ここまで、ダメになったもの皆無!最後の最後まで美味しくご馳走になれた。

 収穫量が少なく、早くから室内、それもストーブ前の一等暖地に避寒させてたこともあるが、それにしても100%完食!?は凄い。やっぱり品種の違いなんじゃないだろうか。

 安納芋、いい芋だ。

 おいおい、栽培してた時とは、言い草、思いっ切りひっくり返ったぜ。苗の活着力は弱いし、根付いた後の生育も頼りない。何度も雑草に負けそうになった。いや、実際、負けた。購入苗10本のうち、収穫までたどり着けたのは、わずかに3本!愚痴だって出るだろ。罵倒だってしたくなるってもんだぜ。

 か弱い奴っちゃ、この東北の地じゃ無理なんだろう、きっと。だったら、苗、売るな!味はわるいが逞しい、ってえか図太い、そう、芋自体もでかくぶっとい!ベニアズマを勧めろよ。ほれ、大して採れやしないじゃねえか!

 文句たらたらの収穫だったんだが、ここまで保存してきて、評価が一気に上がった。

 なんたって、美味いんだ。まるで蜂蜜を練り込んだようなねっとりとした甘みとコク!色だって、オレンジ色に近く、南国美女の誘惑だ。焼いた皮がくるりと剥けるってのも、焼き芋タイムには大切なメリットだ。そして、この日持ちの良さ!一気に見直したぜ。

 よしっ、来年の作付けは安納芋で決まりだ。途中で息絶える率が高いんなら、本数を倍にしよう。根出しにも心込める、活着までの水やりも懇切丁寧に、雑草退治も気張ってかかろう。うん、安納芋、楽しみにしてるぜ。

 さっ、最後の一本、ありがたくいただくとしようかい!

 

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