初の落花生栽培、おおっ、いいじゃないか!できるんだ、ここらでも。10本そこそこの株なのに、コンテナ半分以上の収穫、いいぞ、いいぞ!と、ほくそ笑んだものの、これ茹でピーナッツ、掘り上げたらさっさと茹でて食べるしかない。ええーっ、保存できないの?!味もいまいちだしぃぃ、って神さんの冷たい視線。
そうかなぁ、茹でがけは美味いけどなぁ。たしかに、猿の蚤とりよろしく、のべつ幕なし殻剥いちゃ食い、するほどじゃない。面倒だし飽きるし腹くちくなる。仕方ない、小分けして冷凍保存、気が向いたら取り出して温め直して食うか。うへっ、冷凍庫の棚、2つも占領しちまったぜ、まいった!
庫内の新陳代謝のためにも、そろそろ1袋消費するか。
まず、思いついたのは油で揚げて黒砂糖を絡めるって方法、これは上手く行った。砂糖の煮詰め方が不足で仕上がり後、とろけてしまったが、今度はレンジで加熱し直したら、ぱりぱりコリコリの黒砂糖ピーナッツが出来上がった、と、思ったらつまみにつまんでわずか2日できれいさっぱりなくなった。そうか、これでいいんだ。
よしっ、今度はピーナッツバターに変身!と行くか。
凍った殻付きピーナッツ、自然解凍でもいいんだが、ええい、面倒だ。ストーブの上に乗せちまえ!実の水分も飛ばせるぜ。そしたら、殻剥いて、さらに加熱してバター、砂糖と一緒にフードプロセッサーですり潰して出来上がり。
が、まず、乾き具合をチェック!うむ?美味いじゃないか。このまま行けるぜ!
普通の煎りピーナッツほどカリッとしてないが、噛みしめれば間違いなくピーナッツだ。しんなりと柔らかさを残した歯ごたえ、これがまた、微妙にくせになる。
なぁんだ、これでいいんだ!なにも砂糖まぶしたり、ピーナッツバターに加工したりする必要なんてないんだ。茹でて冷凍、その後に焙煎、って二度手間にゃ違いないが、湯でたて食えて、煎りたて味わえる。二度美味しいって考えりゃいいのさ。ほれ、テーブルに置いた煎りたて豆、もう無くなってる。
なんか、邪魔くさいって胡散臭げに扱われた茹で落花生、いや、なかなかの実力だぜ。