ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

雪だ!待ってた?!

2020-02-06 09:46:50 | 暮らし

 降ってるよ、降ってる。この雪なら積もるって思ったんだ、昨晩。やっぱりな、20センチくらい行ったかな。

 ほっと一安心だぜ、って別に雪まつりとかスキー場関係とかってわけじゃない。降れば降ったで、今朝だって、さっそく雪かきだ。スノーダンプの20往復!取りあえず神さんの車だけでも出られるようにって、これだけで汗じっとり、指先凍えて感覚なし。

 子どもじゃないんだ、犬と一緒にはしゃぎまくる喜びなんてない。昨秋買ってからまったく着る機会がなかった防寒作業着、やっとお出まし。期待通りの暖かさで嬉しい、って言ったって、それが雪を待ち望んだ理由でもない、当然。

 ここまで除雪機稼働ゼロ!予備のガソリンはタンク満タンのまま。薪の消費も最小限で過ごせている。この調子なら春まで燃やしても、次の冬に繰り越せるだろう。これの方がよっぽど幸せだ。

 とは言えなぁ、雪に覆われていない畑とか、出したまま落とし込んでいない雪囲い板とか見てると、なんか落ち着かないんだよな。普段気慣れない服で人前出る時みたい、どこがどうってわけじゃないが、これ、なんか違う!って思ってしまうわけだ。冬はやっぱり雪だろ。一面真っ白に覆われた田畑だろ。軒先まで届く根雪だろ。

 雪が降らないと田植え時の水不足が心配?そんなことは気にならない。気候変動は暖冬だけじゃない。春先の多雨ってやつも引き連れてきてるからな。田植えの水で困ったことなんてない。ここ数年で実証済みだ。

 でも、雪は降っていて欲しい。積もっていて欲しい。時には吹雪いて欲しい。根雪となって住み家全体すっぽり包み込んで欲しい。様々な暮らしの跡を真っ白に覆い尽くして欲しい。

 真っ白な世界が周囲を支配する冬があるから、春、生命の胎動も輝かしいのだ。もう、これは遺伝子レベルに組み込まれた記憶だな。なぁんて、雪国に暮らしたのなんて、たかだか40年ぽっちなのにな。おこがましいぜ。

 

コメント
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