ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

草むらにカボチャを探す!?

2019-09-04 09:00:23 | 農業

 ここ、畑?で、カボチャ植わってるの!?

 どう見たって、草むらだよな。それも、鬱蒼の部類の雑草の茂り方だぜ。1カ月前にゃ、あんなにきれいに整ったカボチャ畑だったのにぃぃぃ!5月半ばに苗植えてから、2度も畝間をトラクターで走ったし、その後、蔓が伸び始めてからも、2度株間をぐるりと管理機で回った。実もつき始めたから、よしっ、とばかりに藁も敷き詰めた。もちろん、株元の雑草も手取りした。

 おお、美しい眺めじゃないか!敷き藁の絨毯の上をゆるりとカボチャ蔓が生え広がり、花はそこここ、緑の実もちらほら。これなら、収穫まで、整理整頓行き届いた理想的カボチャ圃場で行けるだろう。

 なぁぁぁんて、甘いんだぜ。気付けば、鬱蒼たる草むら!カボチャの名残りを、探すだに難しい有様。カボチャできてんのか?ここまで覆われたら、実だって大きくならんのじゃないか?良くて、半作ってところか、って、半ば諦めの境地で草むらに分け入った。

 肩の高さまでおがったアオビユやアカザ、ブタクサにシバの類、いやぁ、元気だぜぇ。お前たちが作物ならいいのにな。その旺盛な生命力、地球の飢餓を救うぜ。

 手でかき分け、足で踏み倒しつつカボチャを探す。おっ?!なんか踏んだ。草をどかしてみれば、おおっ!カボチャじゃないか。肌が濃緑の早生種はほんと、草に埋もれて見分けがつかない。晩生の方は、白とグレーだから、・・ほれあった。ほらほらこっちにもあるぜ。そのあたりをベースと決めて、見つけたカボチャはそこに集結、さらに草の海を突き進む。おお、ここにもある、こっちにも。10個程度集めた集荷場所が、何か所も出来て行く。

 早生にゃ収穫時期、遅かったみてえだな。腐ってんのもあるし、虫が食いこんでんのもかなりある。なんと、もったいないことよのぉ。早生、中生、晩生、一緒に植えて、一緒に収穫する、てのがど素人なんだぜ。同じカボチャだ、なんて一括りすんな、って、怒ってるよ早生カボチャ。そうだな、個性に合わせて育てなくっちゃな、すまん、以降気を付ける。

 15メートルほどの畝が3本、って言っても畝間は広く取ってあるから、1.5aほどかな。その草だらけを、神さんと二人、なぎ倒し、踏みしだきしながら何度も行き来する。そこ、見たから、ってところに新たに発見!で、またもや諦めきれず右往左往。まっ、こんなもんだろう。

 集荷場所からはコンテナに詰めて運ぶ。

 まっ、取れてもこんもんだろ、と、9個持ち込んだコンテナ、お、おい、全部使い切ったぞ。仕方なく1箱分はトラックの荷台に直置きして、コンテナを明けと再度運搬、なんてことまでして、ようやく、カボチャの収穫、完了したぜ。

 どうだい!荷台を埋めたカボチャたち。

 こりゃ食いでがあるぜ。よしっ、カボチャとクリームチーズ練り込んだカップケーキなんてどうだ?天ぷらも悪からねぇ。もちろん、煮物もいいぜ。ふふふ、最初のうちは、幸せ嬉しで食べるのさ。だがな、見ろよ、100個近い数だ。そんな食えっこないから、進呈先を探さにゃぁ、ってことで、実家に米と一緒に2個送った。さあて、お次は・・・

 

コメント
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