泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「ひとにぎりの塩」主題歌をジュニアオペラスクール生が担当

2011-09-18 10:09:27 | 丹下一の泡盛日記
昨日、羽田から飛んで金沢へ。
もうすっかり身体がなじんでいるコースで歌劇座の稽古場へ。
8月の中間発表会が終わり、いよいよ来年8月のオペラ本番への第一歩。
いつもの稽古場だけど、ちょっと特別な第一歩になった。

「ひとびぎりの塩」という能登半島の最北部で続いている「揚げ浜式」と呼ばれる塩づくりのドキュメンタリー映画の主題歌をオペラスクールの子どもたちが歌うことになり、そのレコーディングがおこなわれたのだ。。
谷川賢作さんが作曲、そして歌詞はもちろん寮美知子さん。
中間発表会の最終稽古の最中にこの話が持ち上がり、「降りてきた」寮さんが一晩で素晴らしい詩を書いてきた。
楽屋で寮さんが朗読してくれた。涙が出た。
財団スタッフのYちゃんなんか目を真っ赤にしていた。
それに谷川さんが素晴らしい曲をつけてくれた。
天才だ、二人とも。

中間発表会終了直後からそのリハーサルが続いていたのだ。
稽古場にはたくさんの取材陣も。
子どもたちも気合充分。
レコーディングは無事終了。
東京から駆けつけたプロデューサーの方が子どもたちの歌をきいて目からぽろぽろ涙をこぼしている。
だって本当に美しいんだもの。
1年間の稽古を経た中間発表会を体験して、みんなものすごく成長した。
こんな現場に「仕事」として立ち会っていられる。
なんて幸せなんだろう♪

その後、本編のオペラの配役会議のためのオーディション。
レコーディングの後、オーディションなんて「プロ」みたいなタイムテーブルだ。
オーディションも驚きの連続。
もう一人ひとりを理解しているつもりが「こんなに成長してたの!」という場面がいくつか。
その後の犀せいでの会議でも「驚いた」「うれしかった」の声が相次ぐ。
会議終了後、ビデオを見たり、演出プランの話をしたり。
楽しい時間はあっという間に。
いつもとは別のホテル。温泉付き、だったけど入る余力なく部屋シャワーでベッドに倒れる。

今朝、ホテルの朝食よりも駅のあのうどん屋さんへ。
満足。
そして乗ったタクシー運転手さんと話すうち、彼がプロ級のカメラマンであることが判明。
能登の塩づくりの写真も撮っている。
名刺をもらってきた。
歩こうかタクシーか迷って、タクシーにして正解だった。
これから演出に関する打ち合わせ。午後は衣装の打ち合わせ。
演出担当者は会議続き。。。
やっぱり自分の出番もつくっとこうかなあ。。。

香港のサーシャからメール。
「大阪に入って名古屋に移動するよ!」
20日(火)のジョナサンコンダクティングの翌日、熊野入りする。
波田須アートフェスティバルも楽しみだ!
コメント
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