泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

娘1と鎌倉を歩く

2009-04-10 16:41:25 | 丹下一の泡盛日記
 娘1が午前中から電話を寄こす。「鎌倉あたりで会おうよ♪」。こういう時はやたらと甘えた声をだす。
 オフィスを抜け出し駅前に車を止めて小町通のインド料理屋に。なんかこの頃しょっちゅう鎌倉に来ている。
 表参道の桜はほとんど散ってしまった。娘1は花の季節になるとエネルギーを感じて元気になるとか。よいことだ。
 自分は満開の桜も好きだが、花が散った後に緑の葉が盛り上がってくる葉桜も大好き。大人の色気のようなものさえ感じている。家の近くから眺める池子の山全体が盛り上がってくる風景を今から楽しみにしている。

 小町通を一緒に歩き、水琴窟へ。娘1もこれができていたことを知らなかった。水が落ちていなかったのでひしゃくで水を流すが、周囲もざわついていて趣が台無しだ。娘1「下水の音みたい。。。」(-_-;;;

 新わかめの干物を買い与えたり一緒に草もちを買ったり、どうも彼女と歩くと財布がどんどん軽くなっていく。今月の自分のお小遣い、もう残ってないぞ。

 娘1が推薦する酒屋に寄った。その店頭でマンゴー・ネクターのパックを3個で105円。安い。
 娘1「これすごく美味しくてこの値段だから一緒に車で来る時にまとめて買おうと思ってたの」。それを聞いていた隣にいたご婦人が「そんなに美味しいならうちも」と言って購入していた。
 娘1のこういうところはすごい。「美味しい」「安い」ということばに嘘が感じられない。本人は心底そう思っているのが伝わってくる。だからその女性もその場で買ってしまったのだろう。これも「出会い」かな?

 ITIのシアターイヤーブックをよむ。3月27日は世界演劇日(ワールド・シアター・デー)、今年のメッセージは「被抑圧者の演劇」で知られるブラジルのアウグスト・ボワールが担当している。
 自分は、友人の韓国のジーヒャンのワークショップでボワールのエチュードを体験した。彼女はニューヨークとソウルで勉強したそうだ。プレイバックシアターのメソッドにも通じるものがあり面白くてよく覚えている。
 「市民であることは単に社会の中で生きることではない。社会を変えていくこと」というメッセージ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする