泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

安中で義父の一周忌

2007-08-30 17:40:13 | 丹下一の泡盛日記
 昨夜それほど遅かったわけでもないのだが、なんだかおきるのがきつい。とても珍しいことに朝散歩をかみさんだけで行ってもらった。
 今日は、義父の一周忌の法要で安中まで出かけるのだ。命日は9月11日。さすが、みんなが忘れられない日を選んだものだ。

 車でかみさんの母、大ママを迎えに行き、東名から環八、そして関越自動車道。なつかしいな。関越は玉村の舞台の仕事で通った道だ。途中、SAでパソを開いたら、ああ、いいカンしてた。大ママとかみさん待たせて、そのまま仕事になってしまった。
 そして、BM(昨日、小朝は「ばかむすこ」って訳してた)でぐいぐい走ってたら、法要15時からなのに13時には着いてしまった。べむ子、愛してるよ♪

 安中藩の奉行の家などを見学。今、伊達仙台藩のお家騒動を描いた「樅の木は残った」を読んでいるので参考になる。ま、時代は全然後なんだけどね。

 義父の家は時宗。京都の「建礼門院」の長楽寺が時宗で、縁を感じる。義父は亡くなるまで日本山岳会の会員だったが、今日法事を取り仕切った若い副住職は北アルプスの山小屋で暮らしていた元山男。この頃「縁があるねえ」という話ばかりだ。年取ったってことなのかなあ。。。

 法要は無事終了。義父のファミリーの墓所にはたくさんの墓石が立っている。ここいらの墓は、夫婦一組が入るのが基本だそうで、その分小さいが数は多くなる。その一つ一つに手分けして線香を手向ける。

 寺を後にすると、やっぱり無事終わった安堵感。そして、大ママが予約してくれた宿で、これから温泉♪ ああ、よかった。パソがつながって! だってまだ仕事が残ってるんだもん(T.T)
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小朝をみる

2007-08-30 00:05:50 | 丹下一の泡盛日記
 昨日の職員の発言の件で病院に電話する。主任さんは、自分に権限がないのでかわいそうなくらいの対応。病院の管理責任をどうこうしたのではなく、その方と個人的に話したい旨伝える。
 主任さんから病院の事務長さんに電話が回り、OKがでる。

 午後、会いに行く。無意識にぽろっと出てしまうことがどういうことだか全く理解していない方であった。残念。「悪意があってしたんです」という答のほうがまだましだ。
 アウシュビッツでナチスがユダヤ人をどのように処刑したか。なぜだと思いますか?「人間だと思ってなかったからだと思います」とお答え。それはいつも意識していたことでなく、基本的に人間だと思っていなかったんです。だから無意識に恐ろしいことができた、と話したが通じたかどうか。
 「その瞬間“ああ、悪かった”と思ったんです」ではどうしてすぐにあやまらずに周囲の人と談笑を続けたんですか? 「わかりません」

 そんな砂漠のようなやりとり。ひたすら僕の目をみつめて「申し訳ありませんでした」と言う。それが「誠意」だと思っているんだろう。むしろ攻撃的な気持ちを感じた。病院の患者さんはまっすぐに人の目を見続けられない人もいるからな。
 ただ、患者ではない周囲の者が話をしに行ったことには大きな意味があったようだ。特に被害者の方に。

 夜、関内で小朝の落語をプレイバッカーズのメンバーと観る。すごいスピードだ。とても面白かった。終演後、ビールとワイン。

 さて、これから原稿と雑用。明日は安中に法事に出かけるので、留守を守るスタッフにお願いする仕事を仕込む。
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