通学路の安全対策に関する現地調査
前にもこのブログでお伝えした地元小学校の通学路の横断歩道の安全対策について、11月7日(水)現地調査を行いました。
この場所は、私が市議時代に保護者から指摘され、通学路として指定し整備した箇所であり、その後、問題はないと思っていましたが、交通量の多い県道に交差する右側のお宅の生垣が整備され、成長したことから環境が変わり、見通しが悪く危険として、地元区長へ地区PTAの皆さんから要望があったものです。
突き当たりが県道(手前が通学路)
この現地調査は、この要望を踏まえ、私が長野中央警察署にお願いし、中央署から県の建設事務所や市役所に呼びかけていただき実施いただきましたが、当日は多くの関係者にご参加いただきました。
そして、現地調査の結論は県の建設事務所が、横断歩道があり、危険であることを周知するカラー舗装を行い、市が横断旗の整備等を行うことで、様子を見ることになりました。
それにしても、敏速に対応いただいた中央警察署の担当官はじめ、現地調査に参加された関係機関や地元の皆様に感謝申し上げます。
ところで、この現地調査の時、地元区長さんからは、最近、もう一箇所、県道に関する要望が寄せられているというので、この現場に来ていただいた県の建設事務所の皆さんと、引き続き現場に直行。すると、要望内容が細微であったため、県の建設事務所の幹部の方は「これから、すぐ対応しますので、しばらくお待ち下さい。」と言われるので、しばらく待っていると、近くに駐めてあった県の車からアスファルトの袋を持ち出し苦情が出ていた箇所を修繕してしまいました。
私は、行政が、即、要望に対して、簡易な要望かも知れませんが、対応する姿は初めてであり感動しました。そして、自ら作業をしている管理職の方に「県政は変わりましたね。」と問うと、「予算が削減され、こうしないと県民の皆さんに納得して頂けないないんですよ。でも、喜ばれているんですよ。」とのご返事でした。
私のもとには様々な県道等に関する要望が寄せられますが、前知事の「公共事業削減」の姿勢以降、新知事となっても県財政の状況は厳しく、その後も財政縮減のため、十分な道路維持予算も確保されていません。
その状況のもと、今日の現地調査に来られた現場を担当する建設事務所の職員の皆さんは、数多くある要望を現地調査の場面で、予算が限られるている中、どの様に理由を付けて断っているのか。またそれ故に、「即、出来ることは、その場でやる」という姿勢を示すことによって、住民の満足度を得ようとしている努力を痛感しました。
今回の現地調査により、私はこれらの姿を見て、12月議会に道路維持管理に関し、住民要望に即足対応できるよう、十分な予算確保を確保する「決議」(案)を提案し、全議員の賛同を得るための活動を決意しました。