「5月12日の社民党全国連合の常任幹事会で、吉田党首は『全国代表者会議で、覚悟をもって闘う、そういう意思固めをしなければならない」とした上で、「統一名簿を追求しながら、あるいは民進党との合流も一つの選択肢として議論する局面にきているのではないか」といった旨』の党首の思いを述べたと報道されました。
この件について、同日の日経新聞(夕刊)が、『社民、民進と合流検討 党首会談で打診へ』の見出しで、「参院選前の解党と民進党への合流の検討」をしているなどと報じたことから、急遽、党首・幹事長が報道内容の事実関係を確認した上で、報道された内容は事実無根である旨のコメントを発表した。
その際、報道機関から吉田党首に「民進党との合流も選択肢と考えているのか否か」の質問が集中し、「それも一つの選択肢ではないか」という旨を答えた。(以上は全国連合の見解から)
この件について、私のところへも県内のマスコミ数社から「これは事実か。」又は「長野県連合の見解や対応」は、といった問い合わせがあり、対応に追われました。
この時私からは、政党の合流は、政策協議を行い多くの点で合意しなければ成立しない。そもそも民主党連立政権時に普天間基地問題をめぐり社民党は連立政権を離脱した経緯があることや、消費税、原発、TPP、憲法感などで民進党とは、合流した「維新の党」も含め、現時点では一致しないと思うし、合流はありない。全国連合として、一部「報道は事実無根」とのコメントを出すとしているので事実を見守りたい趣旨を申し上げました。
その後、18日に行われた全国連合の臨時常任幹事会で、党首から、マスコミに聞かれ答えた参院選前の「民進党との合流も選択肢の一つ」との発言は本意ではなく撤回するとともに、全国の党員・支持者におわびし、厳しい戦いを全身全霊で戦い抜くとの決意が改めて表明するとし、常任幹事会は、参院選を一致結束して闘うことを再確認したとの見解が出されました。
しかし、今回突然起こったこの騒動への反響は、ことのほか大きく、私に、心配して声を掛けてくれる人が増えました。
先日に出席した古牧・朝陽線整備促進同盟会で総会後の懇親会では6人の方から、「竹内さんは、参議院選を前に党首の発言で大変だね」「何で吉田党首は、あんな発言をしたの」「これから、どうするの」等の心配をして頂きました。
私からは、「マスコミへの対応と選挙対策は大変です」「吉田党首は、私と同じく真面目なので、参議院選を前にした厳しい情勢を踏まえ、記者に聞かれ将来はありうるのではないかという思いを語ってしまったのだと思う」「今回の参議院選挙は、社民党の生き残りを掛けた正念場の戦いであり、全力を尽くすしかない」等を申し上げました。
すると、何人の方からは、「今政治が右傾化している時に、社会党時代から平和を守って来た社民党が無くなってしまっては困る。何とかしなければ」と支援の約束をしてくれました。
私からは感謝の意を申し上げるとともに、この参議院選での社民党の存亡を掛けて、この事態を多くの皆さんに訴える決意をしました。
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