たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

オバマ大統領 広島訪問について

2016年05月12日 | 私の議員活動

 5月10日夜のニュースで、アメリカのオバマ大統領が今月下旬に開かれる伊勢志摩サミットに出席したあと、27日に現職のアメリカ大統領として初めて被爆地・広島を訪問することを決め、日本政府に伝達したこと。安倍総理大臣はオバマ大統領の広島訪問に同行する方向で日程変更の調整に入ったことが流れました。

 私は、唯一の被爆国である我が国がもっと積極的に世界から核兵器を廃絶する外交を行うためにも、同じ気持ちを持ち、しかも原爆を投下したアメリカのオバマ大統領が広島・長崎を訪れる意味は大きく、以前からその意義をこのブログで発信するなど、訪問を願って来ました。
  そして、そのチャンスが訪れたのは、2010年11月に横浜市で開催された、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議にオバマ大統領が出席予定であることから、同じ時期に広島で開催される、歴代のノーベル平和賞受賞者が集まる国際会議「ノーベル平和賞受賞者世界サミット」に、オバマ大統領も参加して欲しいと広島市長が発信している時でした。
 しかし、この時は残念ながら理由は定かではありませんが、実現しませんでした。
 この時のことは、私のブログで、「ノーベル平和賞受賞者世界サミット広島開催決定」との見出しで、私の意見を述べていますので、できればご覧下さい。(2010年6月4日)
 http://blog.goo.ne.jp/take123ht/e/d749b8fee95cbc942a40311fa8eaed0c

 その意味で、今日の信濃毎日新聞の朝刊に各県内政党の反応としてコメントで載りましたが、私は今回のオバマ大統領の広島訪問を大変歓迎するものです。戦後70年を経て、日本とアメリカの平和外交のあり方にもっと違った影響を与えることが考えられますし、世界に向けても核兵器廃絶に向けた動きが加速化する可能性があるからです。
 オバマ大統領には、慰霊碑への献花や資料館の視察、被爆者との会話をして頂き、ノーベル平和賞受賞者としても世界に向けて、核兵器の早期廃絶と恒久平和への決意等を是非とも発信して欲しいと思います。

 ただ、もっと早くの訪問を期待していたのにとの思いがあります。
 それは、2010年に訪問が実現していれば、今の日本の平和への姿勢が変わっていたかも知れないからです。
 今の日本は、昨年の安全保障関連法の強行採決により、「戦争ができる国」に変質してしまいました。
 また、安倍首相は、原爆投下も含め悲惨な侵略戦争を反省し制定された平和憲法も改正しようとしています。
 オバマ大統領の広島訪問の意向を受け、安倍首相は急遽内定していたサミット後の日程を変更し同行するとしていますが、これまでの「あべこべ」(うそ)を繰り返してきた言動を考えれば、参議院選挙を直前にした「伊勢志摩サミット」にプラスし舞い込んだ支持率アップのことしか考えていないのではないかと私には思えます。
 安倍首相は、この機会に平和認識について初心の思いで、広島から世界の核兵器廃絶と原発廃止、戦争の放棄について発信すべきです。

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