たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

甘えているのは中年期世代

2011-09-09 04:11:21 | Weblog
 超頑張っていったとしても、所詮あの程度か、って思うようになったら、主体的に行動できるわけが無い。

 上の世代の現状を目の当たりにすればするほど、輝いていると期待していたそのものよりも、輝いている言葉だけを取ろうとしてしまう。
 自分で考えず、上から降ってくる仕事だけこなしていれば、たいていの輝いている言葉なんて手にできてしまうから、自分で頑張らない。だから、いくら輝いている言葉を取っても、何も面白くなくなっちゃって、諦めちゃう。

 ≪なんか学校の英語のテストとか、教科書に書いてある内容を前提としてるテストとか出て、、あと数学とかも、ちゃんと証明しないで、とにかく公式覚えましょう、みたいな感じだから、楽しくなくって。≫
 『そっか。それはよくないよね、学校が。だって、俺、中学生のとき、まぁ今も思ってるけど、すべての英語のテストは、完璧に英語と日本語がわかってる人が解いたら、常に満点になるようなテストじゃないといけないと思うんだよね。』
 ≪だから、予備校の方に(気持ちが)行っちゃうし、学校の授業中にも。。≫
 『確かに、そっちのが楽しいし、本当の実力だから、気持ちはわかるけど…。』

 子どもから夢を奪ってしまうのは、常に上の世代だ。
 だから、下の世代に対して、変に、俺らはちゃんとやってるけど?、感を出さないで、本当のことを言いながらも、将来は明るいってことを言っていかないといけないと思う。

 『でも、大丈夫。どうせ、その先生たち、歳くってんだろ?俺らや俺らよりもちょっと上の世代は、確かにダメなところも多いけど、楽しいことを諦めないような人達が、まぁ、すごく上の世代よりは多いと思うよ。だから、諦めないで。』

 自然科学の一番イイところは、きちんと証明できて、自分と相手が持っている言葉に依らず、正しいことだけで対決できるところだ。
 悔しかったら、強くなればいい。ただ、それだけのことなのだ。

 まぁ、絶対的な経験量の多さで勝てないことは多いけど、権力で相手の意見を押しつぶそうするようなバカな先生や研究者は、どーせ大したことないし、どーせ何年後かには、いなくなってしまうんだから、良くね?って思ってきている。

 甘えているのは若い世代じゃない。そんな結論、解析力不足。
 情熱を無くして、なんでも言うこと聞いてりゃ良いんだろ?ってなりかけている若い人に、自分の利益だけ考えて、即物的な使い勝手しか考えていない仕事を与えている中年期世代が、甘えてるのだ。

 指示待ち厨の使いやすさに甘えてんじゃねーよ、バカヤロー。

 そんな中、下の世代に対して、俺が出来ることは、まぁ、出来ているかなって思う。こんなんでも。

 もう少し、きちんと扱わないといけないガチの系に対して、今は、この部分の改善を発揮できないことが多いけど、少しずつ、変えていける兆しは見えている。

 あと、3年、5年、、たったそのくらいの時間で、だいぶ変えることができるはずだ、少なくとも自分の周りは。
コメント
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