職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

からむし

2017年09月24日 | ヤスさん日記
秋分も過ぎ
群馬県前橋市は快晴。
地元から離れると
手を動かす事が出来ない分
情報収集やインプットの時間に
丁度良く。
この前橋の日々も
色んな情報整理ができました。
ここからも
いろんな仕事や活動が続けられる
って
有り難いことですね。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

福島県奥会津の昭和村
とゆうところで
からむしとゆう布の素材を
手仕事で紡いでいる場所があります。
そこでは
次の世代を育てる為の試みを
数十年続けているわけですが
たごたご

そんな擬音で表現されるそれらの作業は
日々の営みである
と思うのです。

日々の営みの中に生産があり
それは
当たり前の事としてそこにある。
この世の仕組みの中で
その土地で出来る事が
それであったとゆうこと。
そして
それが外界との交流を繋ぎ止めるもの
でもあったのだろうなと。

時代が流れ
それぞれの世界の仕組みが再編される中で
手仕事はどんな意味を持ち
どんな意味を失っていったのか。

そして
数十年前からの後継者育成。
私も
この命題に取り組み始めたばかりですが
次に繋げてゆくとゆうことの意味を
根本から問い直してゆきたい
と思うのです。

問い直すことで
見えてくる世界のその先を
私は観たいのだろうな
と思う職人なのでした。
ながさん
今日も佳き一日を。
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