職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

しなやかなものは

2007年10月11日 | ヤスさん日記
新潟は寒さも深まりつつあり
ストーブを出したという声も
ちらほらと聞こえ出し
今度は鍋の季節かと
材料の吟味に余念がない今日この頃です。

最近、愛すべき仲間からのプレゼントで
圧力鍋をいただきました。
日々の玄米食
玄米を炊くにはやはり圧力鍋が
いいですねー。
野菜のカレー風煮込み
白菜の丸ごと酒蒸し
等々。
最近買い込んだよく切れる包丁と共に
リズムに乗り刻む野菜達は
自らの身体の中の細胞となり
未来の自分を彩ってくれるのだなと。

しなやかなものは永遠に
固きものは滅びの門へ。

こだわらず
拘泥されず
因習に捕われず
赤ちゃんのように
柔らかなチカラに溢れ
風に乗りふわふわと
水のようにさらさらと。

矛盾の中にいても
いや、いるからこその輝きがあるのだなと。
生命のキラキラはそのザラザラとした手触りの下にも
やはり同じような柔らかさがあることを知っていて
そのザラザラに戸惑いながらも
全ての繋がりがその矛盾すらもまた包む込んでくれるのだなと。

大きく一歩を踏む出すことができる
という幸せは
大きく息をはきだした
その白さが消えるまにまにも
ちりばめられているようです。

東京で出会った燕。
ワインの色
ランチの余韻
coffeeの残り香
こんなところで出会う地元は
なにかこそばゆく
それはとても不思議な空間なのでした。
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