材料費高騰

「てぇへんだ！てぇへんだ！」とゆう勢いで
時々
銅の材料屋さんが
工房を訪ねてくれるのが
ここ１年くらいは続いているのです。
その勢いが
なんとも面白く
微笑ましいひとときなのですが。
現実問題として
感染症のことから
侵攻の影響を受けて
材料代の高値高騰は
歯止めがかからない状態に
なっているようです。

私どものような
材料費に多く影響されにくい手仕事は
今はなんとか保てるような状況ですが
機会金属加工のみなさんは
定価が決まっていて
コスト削減を目指しているだけに
利幅の薄い中での材料費向上は
死活問題となるでしょう。

この燕は
そんな企業の集積地でもあります。

そんな中でも
若手の経営者の方々が
新しいアイディアで
新商品を開発している姿も見られます。

ピンチはチャンス
とゆう言葉が
使い古されたとしても
やっぱり
こんな時だからこそ
何か
新しく生まれることはある。

材料費の上昇を受けて
材料屋さんが在庫を持てない
とゆうことは
私にもだいぶ影響があり
材料が欲しい時にすぐに手に入らない。
ただ
私も在庫を多く持つこともできない。

これからの未来が
どんな形になるのか。
そして
私の環境を
どうつくれるのか。
今ここに立ちながら
未来を見据えて
根本を踏み固めながら。

昨日までで
大きな彫金仕事がひと段落。
今日からまた
湯沸製作にはいります。
彫金の集中と
鍛金の解放。
穏やかな気候の中
また一枚から始めます。