職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

想像力を育める場づくり

2022年04月17日 | ヤスさん日記
昨日は在るものを活かすチームの活動として
新潟市の北区
建築士のメンバーの事務所で
ガレージセールを行いました。
旅先で買い求めた資料
いつか作って今はもう恥ずかしくて普段は出せない器。
今回は
木工メンバーの提案で
実験的に私たちが価格を決めないで
お客様に決めてもらう
とゆうことをしてみました。

それらに
どんな値付けをするのか。
来場者のみなさん
悩んでいる様子ですし
私自身
悩みました。

目の前に在るもの達には
そこに来るまでの歴史があり
そこに在る意味があり
これからの未来がある。

その想像力と価格の共鳴が
鍵なのではない
と思います。

今回は
銅や真鍮の端材の量り売りも
こちらは1gで2円と値付けし
お客様の選ばれた端材を秤にかける。
準備の際に
端材の重さをピッタリと当てた方には
その端材をプレゼントするとゆう企画を思いつき。
参加者のみなさんは
真剣に自分の手の中にある端材の重さを感じてくれて
これも
想像力を育む場。

親子連れのお母さんが
53gの真鍮の棒を
ぴったりと当てて
お持ち帰りいただきました。
そのお母さんは
昨日が誕生日だったとか。

瑞兆とは
必然か偶然か。

イベントとは
当日も重要ですが
その準備段階で
その日に向けて考えることが
重要かと考えます。

会場に向かうまでの道中。
車を走らせながら
「想像力を育む器づくり」
と今までは言っていましたが
一歩進めて
「想像力を育める場づくり」を行うことが
私の人生の命題であるな
と行きつきました。

鎚起銅器もそうだし
市民活動もそう。
全ては
想像力の先にある
善悪を超えたバランスの取れた世界に
私はたどり着きたいのだと思います。

さて
今日は弥生満月。
定休日として電車に揺られ
小トリップに旅立ちます。
コメント
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