職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

師匠のこと

2022年04月06日 | ヤスさん日記
彫金の師匠のことを振り返っていました。
玉川堂に
新しい彫金の職人が
高岡から来て
昨日
私の工房を訪れてくれて。
そして。

あれは
玉川堂に入社してからの2年目
なので
23年ほど前。
私も24歳とゆう若かりし頃でした。

遊びたい盛り
とゆう言葉が
合うほどの盛りもなく。
16歳から社会に出て
どこに行くところも無くなって
親戚の会社に転がり込んで
ただ只管に
目の前のことに取り組んでいた日々。

彫金の修行時代は
平日は会社が17時30分で終わって
片付けてから
17時45分ごろから20時30分ごろ。
土曜日は9時から17時まで。
私の来るのを待ってくださること
毎日5年間。

今振り返れば
なんて
奇跡的な時間だと振り返れば思います。
特に
当時の師匠の年齢に近づくにつれて
そうゆう思いも
一入ですし。

当時の自分に
「もっと、真剣にやりなさい!」
と振り返れば思うわけですが。
若いって
そうゆうことでしょうか。
特に
何かで羽目を外していたわけでは無いけれども
もっと
できたことがあるし
もっと
技術を学ぶことができた。

修行に入る前に
読みなさいと贈られた本を
引っ張り出してみました。
もう
そんな濃密な人間関係は
余程なことなのでしょうけれども。
まだ
現代に残っていた
とゆうことを振り返る今日この頃。

改めて
励みます。
やっと
子供も就職し
私には余裕ができたからには
しっかりと
継がなければ。
計画を立てて
改めて励みます。
コメント
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