考えることのできる大切な時間

出張二日目の朝は
船の上で４時３０分ごろ起きました。
新門司港の近く。
港に着いたら
高速道路を美しい月とともに走り
空港近くでは美しい朝焼けをみつつ。
予約してあった駐車場に車を止めて
今は
成田行きの搭乗口。
今日は
うつわやさんにお店番として
１日立つことになっています。
自分でも面白い人生と思います。
そして
掴みどころがないとも。
工房にこもる時と
出張にでるとき
このバランスだからこそなのだろうな
と思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

昨日の道中。
集中について考えていたのです。
私は集中しているのだろうか
と。

一枚の銅板を叩き器にする家庭で
あらあらと形をつゆってゆくとき。
頭と身体は別の動きをしています。
手は器を作り続けつつ
頭の中ではいろんなことを考える。
これは
集中とは違い
思考を幅広く伸ばしている。
もしかしたら
温泉でぼーっとしながらも
何かを考えている
とゆうことに近いのかもしれません。

一点への集中ではなく
幅広い思考。

そして
形が見えてくる段になって
手元に集中してゆく。

やっぱり
この粗々と形をつくる場面を
機械に任せることはできないのです。
この時間がとても大切なのですから。

集中にしろ
思考を広げるにしろ。
一人の時間は大切ですよね。
断続的ではなく
継続的に考えられる時間。
大切ですよね。

そんなことを思いつつ。
機上の人になります。
東京でもどんなご縁が広がるのか。
ながさんにお会いできずに残念ですが
それはまた
ゆっくりと。