職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

現代と修行の差を埋めるには。

2020年12月28日 | ヤスさん日記
昨日は
数ヶ月に一度の篆刻教室
でした。
普段の仕事でも
集中と拡散のリズムはありますが
いつも
ではない
手仕事の集中の時間を持てる
ってことは
なんともありがたいものです。
道具を用意し
資料を用意し
全ての工程を
その時間内で終わらせるって
ほんと
大変なことです。
いや
ながさんもいつもその大変さの中から
大切なものを紡いでいるのでしょうけれども。
2020年の締めくくりは
いかがお過ごしでしたか。

その篆刻教室で
魚が氷の中に居るとゆう
石を彫ったのです。
円山応挙と長沢蘆雪の逸話に肖ろうと。

師弟の関係なんて
今の世の中では
なかなか難しい
と言われることはありますが
確かに受け取った
師からの教えを
なんとか
次世代にも遺したい
と思うもの。

どんな形なのか
今の世の中を鑑みつつ
考える職人の月曜は
穏やかに始まります。

現代に合わない
それは重々承知の上で
その差を埋める努力をしたい
と思う職人なのでした。
ながさん
そんな話もまた近々。
コメント
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