三岐鉄道は元々小野田セメント藤原工場で生産されるセメントの輸送を担うために敷設されたもので、現在では傍系の三岐通運のトラック輸送も多くなっていますが未だ四日市港や衣浦港へのホッパー車によるセメント輸送が行なわれています。沿線の四日市市内は宅地化が進み通勤・通学利用も多くはなっていますが安定したセメント輸送がローカル私鉄を下支えしています。
2002年7月新装なった西藤原駅舎 待合室にはジオラマもあります 建直る前の駅舎は小さなモルタル平屋でトイレも水洗ではなく朝顔が三つ並んだ簡素なものでした
次の電車がやってきてこんどは5人ほど乗り込みました まだ3時半ですが山陰の駅はもう薄暗くなってきます
電車を見送り隣の西野尻へ向かいます
西野尻は棒線にプラットホームがあるだけのいわゆる停留所です
このあたりもポツポツと家はありますが各家に複数の車がある状況ですから老人や学生くらいしか電車は利用しないでしょう
もう廃止されて随分経ちますが名鉄の八百津線や谷汲線の駅もよく似た良い雰囲気がありました
