花嫁をさらうラストシーンが有名な”卒業”。その場面は知っていたが映画の内容を詳しくは知らなかった。先日、BSで放送されていたので興味を持って観た。時代がかなり古いので感情移入するのは難しかった。主人公が二十歳の若者だったのも意外で、演じているダスティン・ホフマンがかなり老けて見えたのは私だけ? かしら。ウダツの上がらない中年のオヤジだと思っていたのは酷い勘違いだった。疲れた様子の主人公が生活を立て直す為に彼女への愛を貫く話、なんて勝手に想像していたがまるで違った。若者ならもっと若者らしい人を使えば良かったのに、と思うが余計な事か。しかしこの映画が大ヒットしたなんて今じゃ考えられない。時代が時代だったからこそなのでしょうけれど、なんだかなー。そもそもダスティン・ホフマンってかっこ悪くない? 背は低く顔がでかく、おまけにハンサムではないし。彼と彼のファンには失礼を承知で書くがどこがイイのか分からない。演技が上手? なのか? その後の彼の活躍をみればそうなのかな、と思うが名作と言われる"卒業”に関しては良さを見つけられないまま観終わった。がっかり。
何年ぶり? このところ朝の忙しい時間帯にラジオを聴くようになった。今夜は珍しく、夕刊を読みながらベッドに横になりラジオのスイッチを入れた。聞こえて来たのはラジオドラマ。いやー懐かしい。しばらく前に聞いた事はあったが案外オツなもの。始まりの時に出演者の紹介あり。渡辺大・市原悦子・賀来千香子~と知った名前が並ぶので面白そう、と思い聞き入った。タイトルは聞き逃したがこれは当たりだった。さすがの市原さんは勿論の事、期待以上に良かったのが渡辺大さん。テレビで何度かドラマを拝見した事はあるが、見た目がお父さんである謙さんの若い時分にそっくり、の印象しかなかった。それがここまで上手くやってくれるとは。その意外性にちょっと感激。テレビのように画面で確認できないからラジオの演技って難しいと思われるのに、素晴らしかった。もっともテレビで拝見したのも数年前の事だから彼がその間に役者として成長したのかも知れないね。若いって凄い。機会を作りまた面白いラジオドラマを聴きたい、と思えた夜だった。
朝刊の一面に「みなさまに深くおわびします」とタイトルが付けられた朝日新聞社社長の記事が載った。このところ週刊文春にたたかれていたのは読んだがイマイチ信じられない思いでいた。どっちが正しいのか? しかも物心ついた頃から親しんで来た朝日新聞に間違いがあるなんて、との思いも強かった。だから今朝の記事を読んでもまだ信じられない気持ちもある。ただ、一面を使ってここまで大掛かりに詫びるのはただ事ではない。あっちもこっちも信じられない事が起こる世の中だけど、朝日新聞くらいは真面目に本当の事を伝えて欲しかった。これが真実ならがっかり。何を信じたらいいのやら。或いはまともなマスコミなんて存在しないと思うしかないのか。それが真なのかも知れないがそうは思いたくはない。真実を追究し本気で報道と向かい合う記者がいる、いてくれると信じてこれからも朝日新聞の読者でありたいと思うが・・・・。なんだかなー。お願いしますよ、朝日新聞!
たかが蚊、と思ったらとんでもない感染源を持つものもいて。代々木公園から始まり終わりはどこなのか。眠れないほどの痛さってどんなだよー、しかも蚊に刺されたくらいでなんて普通は思うよな。ところがそれがとんでもない勘違いで。最初は数名だったのに少しずつ被害は拡大している。秋になってからの話しなのがせめてもの救いかな、とは思う。母から亡き父が20歳の頃にこれにかかったと聞いた。若い時分の事なので1週間程で回復したそう。20歳の元気な若者でさえ回復にはそれだけの日数を要した様なので高齢者や病弱の人、乳幼児が感染したら、と考えると怖い。心配し出したらキリがない世の中だけれど、出会わなくてすむものには会わずに終わりたいものだ。
バイト先は数名のグループで一つの仕事に取り組む体制。本日はリーダーが新たに加わった人だったのでメンバーがやり易いようにと、意見を求められた。事前に内輪の話しではああした方がいいんじゃない? との意見が出ていたものの実際にリーダーから「どうなのですか? 」と聞かれた途端、皆何も言わない。折角、改善策を申し出されているのに何も言わないとはどうした事? 思わず「こうした方がイイと思います」と口にする私。ただ独りよがりではいけないと思い「私はこう思いますが皆さんはいかがですか? 」と問う事は忘れなかった。なのに誰一人「そう思います」との同意はなし。おしゃべりならいくらでもするが意見は言えないと言われる日本人的な一面が見え、不快な思いだけが残った。それにしても何故自分の考えを言わないのか? 言わずに済むのならその方が楽に思えるから? 右か左かはっきりしろ、と強要しているわけではないが無言で終わろうとするその精神が分からない。あー、やり難い職場!