昨夜のドラマ”サマヨイザクラ”。多少おかしいんじゃない？ と納得がいかない場面もあったけれどまぁ、あんなものかと。裁判員制度の問題点はたくさんあって、これからその問題点とやらが山積みされていくのだろうなと思われる。何事につき始まってみないと分からない。ドラマでは裁判員に選ばれたそれぞれが分かり易く描かれていた。フリーターの彼然り、正社員にしても危なっかしい人、卒論でそれに取り組みたい学生もいかにもって女の子だったしなぁ。このような人々が犯罪者の運命を決める。本当にこれでええんかいな？ と思う。面倒な仕事をド素人に任せてどないなるっちゅうねん。誰がこの制度を始めようと言い出したのかよー分からんが間違ってんのちゃう？ 今からでも遅くはないから何とか戻したって。と思うが、そう願うのは私くらいか？
板橋の資産家夫婦の事件、愛知県蟹江町の親子死傷事件、犯人が逮捕はされたが動機が謎の中央大学での事件。派手なというのもなんだが殺人事件が相次ぐ。板橋の事件などは刺されたか殴られた後に火まれつけられて。素人判断でも相当故人を恨んでの犯行、と思わされる。捜査は進んでいるのだろうが、無関係の人々も含めてかなりの人数の人が疑われ、警察の質問攻めにあっている筈。どちらも身近な人ほど疑われて大迷惑な事だろう。人は必ずいつかは死ぬ。その最後が安らかなものである事を多くの人が望んでいる。殺されての死はいちばん惨めで無念ではないか。覚悟も何もなく突然の死。交通事故や災害での死も同じようではあるがどこか、違うよね。のん気な話で申し訳ないが痛ましい事件内容よりもそんな事が気になった。
前時津風親方の弟子が亡くなった事件。本当のところは当事者にしか分からない。これはどんな事件でも同じ。今回は弟子と親方、そこに兄弟子までからんでますます分かり難い。そんな中で判決は言い渡された。懲役６年の実刑。それを不服とした親方は控訴の構え。違うんじゃない？ と思う。罪は罪として認めて服役すべきなのではないのでしょうか。”事件の真実は当事者にしか分からない”とは言ったけれど、警察・検察共にその様な見解で一致したなら仕方がないのではないですか。それに罪としては軽いんじゃないか、とさえ思うのですが。彼をリンチに近い行為で殺したとしたら６年はないでしょう。１０年、１５年の実刑でもいいのではと思う。なのに罪が重すぎるとして控訴の構えの気持ちが分からない。これまでも似た様なケースはなかったのかと疑問に思う。
期待はずれの感じはあるが、なんとなーく魅かれるものがあって毎週見ている。頑張っているのは主人公を演じている藤木直人か。出演者がそれぞれに嫌味な部分を上手く表現しつついい味を出しているなぁと感心。すでに出番を終えた室井滋はおいて、今夜あたりが山場の木村佳乃やこれからの活躍が期待される夏川結衣は楽しみ。原作がなにぶん古い時代なので現代にこのドラマを再現すること自体、無理がある。昔は当たり前だったナレーション入りのドラマにまず、違和感あり。私の年代ならば納得がいくがそれ以降の年齢の人々には受け入れ難い演出ではないのかしら。聞いていて、訳が分からないのでは？ と思ったりもして。今夜どんな展開になるのかは清張ファンにはお見通し。結末が分かっていても遂、ＴＶ画面を覗き込んでしまう魅力が彼の作品にはあるのだ。
秋田に住む３４歳の節約主婦の話題がＴＶで取り上げられていた。その道では有名な人らしい。同じ年の公務員のご主人の年収は約５４０万（だったかな？）そのうち月々２０万円は貯金にまわしている凄まじい節約ぶり。小学生のお嬢さんがふたりいて教育費はケチらない。家族４人の食費は月５万８千円だそうで外食もたまにはするらしい。もっとも女の子だから食費が今後も大してかからないだろうな、とそこは羨ましかった。家具、寝具、子供服、ランドセルまで自腹の定価でで購入した物はなし。人から譲ってもらったり、リサイクルショップで買ったり。その中でも驚いたのは数々の懸賞に応募して得ている品々の多さ。年間１０万円もをハガキ代に費やすがそれ以上に商品をゲット出来れば問題ない、ってお考えの様で。そこには全くうなずけなかったので私にはこの節約は無理！と。それにしても顔も名前も公表して「この方法ですでに１６００万円を貯めました」と公言しちゃっていたけど大丈夫なのか。お金が狙われたりはしないのだろうか。東京・板橋の資産家夫婦の事件みたいにお金目当てに人殺しをする奴はそこらにウヨウヨいそうな気がするのだが。ご無事をお祈り致します。
