ロサンゼルス・ニューヨーク・パリ・ローマ・ヘルシンキでのタクシー運転手と客の会話で成り立つ映画。斬新な切り口で面白い。特に大きな話の展開はないが、それなりのドラマあり。特に引き込まれたのはロサンゼルスの最初の話。若くて独特の魅力のある女性ドライバーと相手役の客は映画のキャスティングの仕事をしている女性。どちらも個性があって面白いふたり。終盤、キャスティングを生業にしている女性がドライバーにムービースターにならないかと誘う。誘われている本来の意味を理解しながらも、ドライバーは私の生きる道ではないと断る。「本当にそれで良いのか？ 」と確認されても何の事？ 的にあっさりと車をバックして帰って行くドライバー。何ともカッコいい！ 続くニューヨークではドイツから来た初心者ドライバーに、ブルックリン出身のイカレ気味の男がそれなりの優しさを持って接する姿が微笑ましかった。笑いが充分に在りながら、ホロッとさせられた。その後は略すが、どの場面も興味深く楽しめた。久々にまた観たいと思わせられた映画📹
大変な仕事、とのイメージが強くなり教員志望者が減っているとは聞いていた。朝刊に載った国公立大学・教育学部志願者数を見て驚いた。危機的な大学も幾つかあって、志願者が一桁！ には思わず二度見した。こんな状況では良い教育者なんて望めない。勿論、ある程度の実力がなければ合格はしないだろうが、それにしても酷過ぎる実態！ 以前っていつの頃の話？ なのか不明だが10～20年前はまだマシだった。それ以前は教育に生きがいを持つ若者も多数いて教育学部に入るのはそれなりに大変だった筈。このまま行ったらどうなるのか。子育て世代への支援は大概にして、政府は教育者育成に関して早めに手を打つべきではないか。こどもが仮に増えたとしても教育の低下は免れないようでは先は暗いー。
方言を話し、格好も気にしない風の女性を演じる広瀬すずさんが新鮮！ 今まで以上にはっちゃけていて可愛らしい。ドラマそのものよりも彼女の演技に引き込まれて一話を見た。失礼ながら、共に主演の永瀬廉さんの演技の下手さが目立った。顔と雰囲気で演じられる役ならOKなのだろうが、芝居を求められるとダメ。若手にはありがちだがここまで下手、とは思っていなかった。朝ドラの漁師役を演じていたのを見たがその時は浮いた演技ではなく、そこそこ溶け込んでいたように見受けられたのだが・・・・。折角のすずさんの芝居が損なわれるようで😟 脚本家の北川悦吏子さんは彼を気に入って採用したのだろうけれど、ちょっと失敗かも。エンディングでふたりが躍るシーンは（見ていなかったドラマ）星野源さん夫婦や古くは芦田愛菜さんたちが躍っていたのと似通った設定ではないか。あれって必要？ ドラマの内容とはズレてはいないが不要に感じた。
今月3度目の低山登山へ。今回は名もなき山（？）もっとも山であるからには名がないと言うのは変か。あるにはあるが、無名山。ダンナの提案で神奈川県小田原市にある”高山”（246.1m）と”不動山”（328m）に登って来た。国府津・曽我丘陵ウォーキングコース。コースだけなら時間は約3時間、距離10.2キロの行程だが、山登りを入れたので朝8時半スタートで下山したのは5時間後の13時半頃。以前登った鋸山や筑波山は有名どころなので人出が多かったが、こちらは地元の人？ なのか数名と出会っただけ。途中はミカン畑と梅林がたくさんあり、農家の人が作業をしていたり、暖かい声掛けをしてくださったりでのんびりとしたひとときを過ごせた。山頂近くでモトクロス系の自転車を疾走させている人と出会った時はややビックリした。山道を物凄いスピードで走っていたあれは自然破壊行為ではないか。万一ぶつかっていたら、と思うとゾっとする。ランニングしている人も見かけたし、無名低山にはいろんな人がいるようだ。
殺人事件はあちこちで起こるがストーカー殺人は事件が起こる度、防げなかったのか、と疑問に思う。1999年（？）だったか、埼玉県桶川市で女子大生が被害にあってから国や警察もやや本気になって防ごうとはして来たようだが・・・・。実際には無くなる事はない。それにしても好きになった相手に別れ話を切り出され、納得出来ないからとつきまとい、殺す。この異常心理はこれこそなったものにしか分からないものだろう。もっとも、殺人事件を起こす人の心理はその人にしか理解不能。或いは本人にも理解不能かもしれないし。故に第三者には全く理解出来ない。殺された人には、世の中に未練があっただろうな、と思うとやり切れない。合掌ー。
