開催国ブラジル。勝利を信じて詰め掛けたサポーターたち。その多さに相手チームは毎度の事ながら圧倒されながらの試合運び。しかも決勝トーナメント初戦の相手はチリ。赤いユニホーム姿のサポーターもあちこちには見られたが数の違いは歴然としていた。しかーし、チリチームも強かった。今大会初の延長戦。それでも決着がつかず、なんとPK戦。しかも互いに疲労度がピークに達していたのか思うようには決まらない。GKの技を褒めるべきなのか、ブラジルのベテラン(?)キーパーのセーブは見事。至近距離なのによく止められるものだ、と素人の感想。最後もくらいつき、枠に当たって弾かれ辛くも勝利したブラジル。負けの試合を拾ったようにも思えたが、勝ったのだからいいのか。PKで敗れたチームは後味悪し。チリでミスったキッカーが襲われたりしませんように、と祈りたい。2試合目はコロンビア対ウルグアイ。こちらも南米対決。コロンビア人をマジマジと観察した事なんてなかったけど、やっぱ体の強さが別物。アジア人とは比較にならない。中心がぶれないと耳にするがまさにそれ。当たり強く逆に当たられて転ぶ術にも長けている。エース・ロドリゲスはブラジル、ネイマールと同じ22歳。悔いのないように思い切った戦いを、と願う。
”半期に1度の大バーゲン”と今までに何度も目にしたチラシに誘われ、近くの革製品(バッグ・財布・ベルトなど)を売る店を覗いた。チラシは毎度派手でその度にどうしようかな、と思うもののセール日が3日間しかないので都合がつかず叶わなかった。今回は珍しく、出かけられる事になり楽しみにしながら行ってみた。ところがー。店に着いた時点で後悔。客は数名いて、それなりにバーゲン会場っぽくはなっていた。ただ、入り口に職人気質らしいオヤジがバーンと腰に手を当てて立っていた。そんなのがいたら客が入り難いとは思わないのか。商売が下手だね。しかも「いらっしゃいませ」の一言があるわけじゃなし。まるで万引き防止の為の警備員のように目を光らせていて感じが悪いったらありゃしない。そんな気分で入店したせいか入った途端こりゃいいのないわ、と。バーゲンってどこへ行っても感じるが、今日は当たり、或いは外れ、とはっきりしているもの。数年越しの思いで折角足を運んだのだから、と気を取り直して一回りはしてはみた。値段は安いが、欲しいものはなかった。入り口のオヤジがいなかったとしても残念な結果に違いはなかったと思う。ある程度の年齢がいくと本当に欲しいものかどうかを考える。物欲ってやっぱり若者の特権じゃないか、と悲しいかなオバサンは思う。
オホーツクの流氷がなんとも寒々しく、それに習うかのように話しの内容も暗くて重くて。おおよそ分かっていながら観に行った。途中でちょっと後悔。だけど観に行かなかったらきっと悔やむのだろうな、とも思えたのも本当のところ。BGMのドボルザーク? の名曲が効果的に使われていて好印象を持った。しかし、女って恐ろしい。少女だって侮れない。男と女って基本が違うなーと改めて思わされた。思っている事を表面に出さず、人をだますのも上手。だまされる男の方が悪い、くらいに思っているところもあるし。しばらく前に話題になった結婚詐欺殺人の女も見た目は全く異なるが、内面はこの映画の主人公・花と重なる部分が多いのではないか。恐ろしいー。花役の二階堂ふみさんの演技は素晴らしい。テレビ出演は少ないので彼女を見かける事は殆どない。数年前に映画”ヒミズ”を観たがその時より数段上の女優になったと思えた。成長期ではあるのだろうが良い傾向。美しくかつ上手いなんて凄い! なかなかいないものね、そんな女優。相手役の浅野忠信さんも渋さが増してよかったっす。共演者で大ベテランの藤竜也さんには残念ながら及ばないもののそれに近づいてはいる、間違いなく。「今ならこの役が出来ると引き受けた」との本人のコメントがあった。今後の作品にも期待したい。
当然の結果、との言い方は正しくはないかも知れない。でもー。これまでの3試合を観戦して多くのサポーターも心のどこかで感じていた事ではなかったか。(決勝トーナメントに進むのは無理って)複数のテレビ解説者が口にするように初戦で勝てなかった時点で終わっていた。悲しいけれどそれが現実。1次リーグを突破するチームの殆どが初戦に勝利しているとのデータは正しい数字なのでしょう。史上最強のチームと言われながら、予選で敗退した事をいちばん悔しがっているのは選手たち。彼らはこの悔しさを他の力に変えて頑張って行けばいい。まだまだこれからの人たちなんだしさ。ただ、日本サッカー協会の面々には選手強化には何が必要なのかを真面目に考え、実行して欲しい。それが選手たちが口々に言い放っていた「応援してくれた人たちに申し訳ない」に少しでも報いる事になるんじゃない? ひと試合ごと勝利を祈りながらの応援は息子たちの受験の合格を祈るような気持ちに似て、ちーっとも気が休まらなかった。あっさりと負けたので決勝トーナメントは気楽に観られる。ある意味、サンキュ。
ヤジの内容が問題視されているが、そもそも野次を認めている事自体がおかしくはありませんか? 議会の決まりで野次を取り締まる方法はないとの事。国会も同様。今回ほど大袈裟に取り沙汰される事はないが国会中継時にも、そこここからオッサン議員の罵声が聞こえる時があるじゃないの。あれを聞く度に不快になり何とかならないのか、と思っていた。これを機に野次禁止の方向で話しをすすめて頂きたい。塩村議員それとヤジ議員・鈴木何某も議員としてはありがたい程、名前が知れ渡った。もっとも全ての罪を被った風(どう考えてもベテラン議員の罪も背負ったよな、あれは。そこまでして議員職にしがみつく奴は許せない! )の鈴木さんには議員生命が短くなったのは間違いないな。しかし驚いたのは鈴木さんの年齢。51歳? 40歳そこそこのぼんぼんに見えた。野次の声の主ってもっとオヤジっぽくなかった? 自民党議員に好感を持っていないせいか、納得がいかない。塩村議員に真実の究明を求めたい、と思う都民は少なくないと思う。自身の為、都民の為にいらない議員を排除するように働いて! と言いたい。