遅ればせながら彼の芥川賞受賞作“苦役列車”を読み始めた。読むスピードがのろいのと夜しか読む時間がなくてで(眠くなってしまいなかなか先に進まない)いつになったら読み終わるのか。少しずつ楽しみながら読み進めるのも悪くはないが。さて、西村賢太さんの事はこんかいの受賞を機に知った。それまでにも芥川賞候補には上がる人だったそうで。大変失礼を致しました。失礼ついでに言ってしまうと風貌からはとても作家には見えない。やや中上健次(?)の若いころに似た感じもしないでもないが。人を見た目で判断してはいけないとあちこちから聞いた。しかし、「見た目が大事。第一印象で人の印象はここまで評価される」なんて話しもそこここから聞こえてくる。じゃーどっちが正しいの? 人はそれぞれなのだからそれぞれに判断すればいいんじゃない? とは私の頭の中の声。またまた暴言を申し上げる。ビジュアル的には全くイケてない彼の見えない部分にどれだけの底力が秘められているのか。見ものである。ごめんなさい、西村せんせい!
好きな男の子にチョコ贈ろう、なんて淡い恋心はとっくの昔に消えてしまっている。その為か、いつからだろう? と思いだせないくらい”バレンタイン”のチョコレートのことなんて気にならなくなった。昨日、入った新しいオシャレなビルでも綺麗にラッピングしたチョコが並べられていたっけ。若目の女の子が覗き込んでいたけれど甘いもの、男の子共に興味のない身は見向きもしなかったな。あれらを大事に買って、今日ドキドキしながら告白に臨んだ子も大勢いるのでしょうか? ホンマに? 今どきの女の子でもそんなんがおるん? いていけないって話しではないけど信じられん気も少しする。純情な乙女がいてくれないと困るけど少なくなったんやろね。彼女らにしたら生き難い世の中にますますなっているし。男子顔負けで堂々と開けっぴろげに生きて行く方がどんだけ楽か。それでも元乙女(?)のひとりとして奥ゆかしき純心な少女の恋、応援したいなー。たとえ告白が出来なくても、たとえ他の子に好きな彼氏を奪われたとしてもそんなん大したこたーない。これからの人生でどんだけエエ男に出会えるか。楽しみに生きなさーい。未来ある少女たち、がんばれ~!
完成前からここまで観光客が訪れる場所って少ないんじゃない? 自転車でときどきその近辺を通る。今日は日曜日だったから余計に人の出が多く、カメラ片手に歩く老若男女。しかも数日ぶりの好天だったしね。しばらく前から観光バスもやってきて人々をばばっと降ろしている姿も見かける。それにしてもどこからやって来るの? ニュースのインタビューでは岡山や福岡、なんて声を聞いたことがあるが。全国各地からやって来ているのか。建設途中の建物、それもタワーに何故そんなにも魅力を感じるのか、不思議でならない。世界一の高さだから? それにしても細く長く、今にも折れそうな感じだけど大丈夫なのか。完成するのは来年の春だったかしら。その頃にはいったいどれほどの人々が押し掛けてくるのか。展望台は何時間待ち? っていうか予約制にしないと入れないんじゃないの。この調子では一日待っていても入れない、なんて状況が生まれそう。いちばん乗りを狙うアホはいつから並ぶのか。考えただけでも辛くなってくる。
尾崎豊特集番組。ふーんと思って見たのだがこれがかなり重かった。かつて見た尾崎豊ってもっと軽々しい感じがしたのよね。それはこちらの勝手な思いだったのかもしれないが。歌詞があまりにもストレート過ぎる。だから聞いていてもふーんでしかなかった。と、思う。彼の歌を聞いたのがだいぶおとなになってからだったからね。彼よりも年下で幼い心を持っていたらどどーんと彼の世界に入り込んでいたかも。そうは言っても私以上に大人年齢の方々、(特に女性の高齢者)で彼にとりつかれた人がかなりいるらしいじゃない? この現象はなんなのか。やはり詩の力なのか。うーむ。それにしても”15の夜”を10年経ってもその時のままに歌えるなんてなぁ。それは凄い。普通は当時の気持ちになんてなかなかなれない。25歳になっても15歳の心境になれる? 無理だよね、普通。そうはならなかった彼。成長が止まっているって? そうじゃないよな~。難しい。尾崎豊を理解するって大変。自称ファンの人たちはどこまで分かっているのだろうか、と余計な心配をしてしまった。大きなお世話でしょうけど。
東京では久々に雪が積もった。街が真っ白に(とは言っても今のところまばらな感じですが)なって行くさまは綺麗でいいねぇ。休日で暖かい室内にいるからこんな呑気なことを言っていられるのですが。しあわせだな~。昨年は確か2月中何度か都内でも雪が降った。今年はないのか、と思っていたらこんな状況に。もっとも他の地域では例年にないほどの大雪だって話しもあちこちから聞こえてきてはいたよね。何故か東京だけが違っていたようで。連休中はいいけど休みが明けたら晴天続きの日々に戻って欲しい。なんせ自転車通勤の身に雪はつらい。あと2日、雪景色を楽しませてちょ。なんて言ったら我がままが過ぎるかな。