遅ればせながら彼の芥川賞受賞作“苦役列車”を読み始めた。読むスピードがのろいのと夜しか読む時間がなくてで(眠くなってしまいなかなか先に進まない)いつになったら読み終わるのか。少しずつ楽しみながら読み進めるのも悪くはないが。さて、西村賢太さんの事はこんかいの受賞を機に知った。それまでにも芥川賞候補には上がる人だったそうで。大変失礼を致しました。失礼ついでに言ってしまうと風貌からはとても作家には見えない。やや中上健次(?)の若いころに似た感じもしないでもないが。人を見た目で判断してはいけないとあちこちから聞いた。しかし、「見た目が大事。第一印象で人の印象はここまで評価される」なんて話しもそこここから聞こえてくる。じゃーどっちが正しいの? 人はそれぞれなのだからそれぞれに判断すればいいんじゃない? とは私の頭の中の声。またまた暴言を申し上げる。ビジュアル的には全くイケてない彼の見えない部分にどれだけの底力が秘められているのか。見ものである。ごめんなさい、西村せんせい!