スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

霧島酒造杯女流王将戦&受給者証

2020-10-31 18:55:47 | 将棋
 昨日の第42期女流王将戦三番勝負第三局。
 振駒は歩が3枚で西山朋佳女流王将の先手。後手となった室谷由紀女流三段のいきなり三間飛車に先手も三間飛車にしての相振飛車。終盤は先手の攻めが続くか後手が受け切るかという展開に。
                                        
 第1図は先手の攻めが切れています。局面だけでいえばここでもそうですし,これ以前に投了していてもさほど驚きはしません。ただこの一局でタイトルの行方が決まる上に,先手玉がすぐに寄せられるという状況でもありませんから,指し続けるのが普通でしょう。☗6六飛と浮きました。
 後手は入玉さえしてしまえば負けることはなく,どんなに悪くても持将棋にはできるでしょう。ですからここでは☖7六歩と打つのが安全だったと思います。☖9七角も悪い手ではないと思いますが,☗8六銀に☖8八角成とせざるを得ないのでは,後手玉は少しだけ嫌な形になりました。先手は☗3三桂成。
 これを☖同銀と取ったのは,後の指し手からすると攻め合いを目指したものと思います。だとすればこの方針が敗因となりました。ここは☖8五香としてあくまでも受け切り勝ちを狙うのが優りました。
 ☗同馬のときに☖5四桂と方針通りに攻め合いにいったのが直接的な敗着。ここは☖7四金とするか☖9五歩と打てば,まだ戦いが続きました。
 先手には狙いの一手があります。それが☗1一馬。
                                        
 これが詰めろ飛車取りとなって逆転しました。
 2勝1敗で西山王将が防衛。第41期からの連覇で通算2期目の女流王将です。

 叔父は聖マリアンナ医科大病院の病室の番号は僕に教えたのですが,それが緩和ケア病棟であるということは伝えませんでした。もちろん叔父自身がそのことを知らなかったという可能性もあるでしょう。しかしもしも従妹の転院先が緩和ケア病棟であるということを知らされていたら,僕は従妹に会いに行ったかもしれません。僕の両親はともに緩和病棟で最期を迎えたのですが,父はわりとすぐに死を迎えましたし,母も1ヶ月強で死んだからです。もちろんこれは僕の両親が共になるべく長く自宅で生活することを望んだからなのであって,すべての人が緩和ケア病棟に入ったからといって,ほどなくして亡くなってしまうというものではありません。しかし従妹の場合にも僕の両親と同じような状況である可能性は,もし従妹が緩和ケア病棟に入ったということを僕が知ったなら,容易に推測はできることです。ですからおそらくそれが最後になるかもしれないという予測と共に,見舞いに行ったでしょう。ですがそのことは後から分かったことであり,叔父の話ではあと半年くらいは大丈夫ということでしたから,すぐに行くことはしなかったのです。
 1月9日,木曜日。妹の支援計画書を作成してもらっているKさんに電話をしました。これは妹の新しい受給者証についての相談でした。
 この受給者証というのは,市から発行される書類です。書類といっても,形状でいえばかつての健康保険証や介護保険証のようなものだと思ってください。これが発行されることによって,公的な支援のサービスを受けることができるというものです。たとえば妹はグループホームに入所していますが,そこで暮らすために必要な金銭をすべて負担しているのかといえばそうではなく,一定の補助を受けています。この種の支援サービスを受けるための書類が,受給者証であるということです。したがって,何らかのサービスを受けようとする場合には,この受給者証が必要となります。妹はグループホームで暮らしている時間が長いですから,受給者証はグループホームで必要になる可能性の方が高くなります。このために僕は新しい受給者証が市から郵送されると,それをグループホームに預けることにしています。
コメント
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