スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

記者の意図&母と妹の渡米

2015-06-01 19:14:41 | 歌・小説
 『悪霊』を執筆した記者は,リーザの死の状況について,偶発的なものであったと理解していて,その通りに後の裁判でも証言し,かつ執筆している時点でもその見解は変わらないという主旨の記述をしています。でも,よく考えてみると,この記述には少し不思議なところがあるといえないでしょうか。
                         
 記者は裁判の結果については詳述していません。ですから,裁判で記者が示した通りの結論が出たかどうかは不明です。ただ,もしもその見解に沿うような判決であったなら,記者はそれを記述すればよいのであり,自身の見解を改めて述べるような必要はなかったのではないかと思うのです。
 だからといって,記者の証言が覆されるような判決が出されたのだと結論することはできません。書かれていないのなら断定はできないからです。ただ,可能性としてはそういう判決だったかもしれないということです。
 一方,もし記者の証言に沿った判決が出ていたのだとすれば,記者ははっきりと何らかの意図をもって,執筆時点でも偶発的な殺人であったという見解を有していると表明していることになります。そう表明する必要があったのは,それに疑念をもつ人が存在するということを記者自身が想定しているからではないかと僕は思うのです。
 要するに裁判の結果がどうであったとしても,リーザの死が偶発的なものではなかったと理解する人が少なからず存在することを前提として,そうした理解に反論するために,記者はこのような記述をしているのではないでしょうか。つまり『悪霊』のテクストは,表面的にはリーザの死は偶発的に発生したというように読めるのですが,実際には偶発的ではなかったというようにも読解できるのではないかと思うのです。
 もし本当は偶発的でなかった殺人を,記者が偶発的だと解せるように記述したのだとすれば,単に偶発的ではないという見解に反論するためでなく,なおそれ以上の意図がこの部分のテクストにはあると解するのが自然です。もしかしたらそれは,記者自身の保身のためではなかったかと,僕はあるときにふとひらめいたのです。

 5月11日,月曜日。妹の三者面談がありました。僕はこの日は伊勢佐木町。午後4時少し前には帰宅しましたから,当然ながらこのとき母は不在でした。ふたりが帰宅したのは午後5時10分頃。三者面談でこんなに早い時間に帰宅したのは記憶にありません。すでにいったように,今年度から作業所での妹の担当者が変更になったのですが,この方は話が簡潔で短いのだそうです。なお,母は作業所に向うときに,根岸駅まではバスで行ったものの,乗り継ぐ予定でいたバスに間に合わなかったため,根岸駅から作業所まではタクシーで行ったそうです。
 5月12日,火曜日。妹が磯子区内の施設へ1泊でのショートステイに。荷物がありますからこの日は臨時で迎えのサービスを依頼しました。僕はこの日は午前中だけ本牧でした。帰りにI歯科に寄り,クリーニングの予約を入れてきました。
 5月14日,木曜日。母と妹がロサンゼルスに出発しました。ふたりが渡米するのは昨年の3月以来です。
 このときに利用した飛行機は成田空港を午後7時に出発するもの。ただ,母は早くに空港に到着していることを好みますので,横浜を午後2時半頃に出る成田エクスプレスを予約したとのことでした。僕はこの日は洋光台で,午後3時50分頃には帰宅することができたのですが,ふたりの出発には間に合いませんでした。なお,母は成田に向うときには必ず成田エクスプレスを利用しますが,帰りはリムジンバスを使ってYCATに戻ります。乗ることだけでいえばバスの方が母にとっては楽なのだそうです。ただ,時間に関しては電車の方が正確性が高いので,往路は電車,復路はバスと使い分けているようです。
 5月15日,金曜日。火曜日に予約しておいた歯科検診へ。午後から長者町に行くことになっていたこともあり,午前10時の予約。この日もクリーニングだけで終了でしたが,また注意を受けました。
 僕の上の最も奥の歯は,左右ともにその手前の歯と比べると出ているのだそうです。このためにへこんでいる手前の歯には,ほかの歯よりも多くの汚れが残っているとのこと。この日以来,よく注意して歯を磨くようにしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする