僕の高校の修学旅行には九州も入っていて,水前寺公園にも行きました。その水前寺公園での対局となった第82期棋聖戦五番勝負第三局。
深浦康市九段の先手で角換り相腰掛銀に。先手が▲2六歩のまま飛車を4筋に回り,桂馬を2五に跳ねて角を2八に打つ展開。先に羽生善治棋聖の方から仕掛け,いきなり飛車を切っていく中盤戦となりました。その後,先手は飛車を敵陣に打ち下ろし,その龍がめまぐるしく動き回る形で戦いが継続。観戦は下図から。
これはさすがに△2二同金と取る一手。先手は▲7四歩。まず△3六馬を検討。僕はそれで後手の方がよいのではないかと思ったのですが,△6五桂が選択されました。これは先手玉を逃がす心配もありますが,取られそうな駒が王手で逃げるわけですから,むしろ自然な手という意味もあると思います。▲8六玉を考えていたところ▲6六玉。△3六馬は検討していた手。どちらの銀を取られるのも痛いですが,うまく両方を受けることはできない。そして早い攻めも見つからない。僕にはどう指せばよいのか難しく,先手がやや苦しいように思えてきました。それでも実戦の▲7三歩成(第2図)はあなた任せみたいな手ですが,この局面で考えられる手ではありました。
どちらの銀を取る手も考えられるところ。僕が主に検討していたのは△3五馬の方でしたが△5八馬の詰めろ飛車取りが指されました。受けなければならないので▲6七歩。△8四桂と打つかとも思いましたがシンプルに△5七馬の王手。▲7六玉の一手に△3八飛の詰めろでした。下から追い掛ける手はあまり考えていませんでしたが,先手は歩切れですのでこれは相当に厳しく思えました。▲3四角~▲6六歩のような受けも無効であることを確認。よってここで検討は終了。あとは実戦の進行を見守るのみ。▲6八角は根性をみせた粘りと思いますが△7七桂成で先手の投了となりました。
羽生棋聖が3連勝で防衛。一時は互角の戦いを繰り広げていた相手に2年連続のストレート防衛は,今後に向けても大きいことではないかと思います。
東日本大震災後の影響のひとつに,僕が使っている電波時計が電波を受信しなくなったというのがありました。この時計はボタンをひとつ押せば電波を受信するようになっていますから,僕も何度かは押したのですが,それでも受信しません。ただクォーツ時計としてはそのまま使用できるものですから,いつからか放っておき,そのまま使っていました。しかし現在は不受信の状況というのは解消されています。
僕が最初にこれに気付いたのは4月22日の朝のことでした。この時計は深夜の1時,2時,3時の3回,自動的に電波を受信し直すようなシステムになっています。おそらくそれで受信を開始したのでしょう。朝日新聞の報道によれば,この電波を送る機械が福島県の田村市にあるそうで,これが地震で電波を送信できなくなった後,福島第一原子力発電所の事故の影響で,この場所自体に人が近付くことができなくなっていたようです。それが21日になって人が入り,電波の送信が再開されたとのことで,このため僕の電波時計も22日に朝には電波時計として復旧していたのだと思います。
とはいえ,この時計はその後もずっと電波時計として機能していたというわけではありません。この後,また受信できなくなったり,受信するようになったりということを繰り返しました。僕ももうボタンは押さなくなっていましたから,自動的に電波時計になったりクォーツ時計に戻ったりということを繰り返していたわけですが,5月14日の朝に電波を受信して電波時計に戻っているのを確認して以降は,クォーツに戻ることなくずっと電波時計として機能しています。この間にどういう事情があって受信したり受信しなくなったりということを繰り返したのかは分かりません。
一方,買い物の方ですが,こちらは発生していたある特定の食品の品薄状態というのもその後は発生していません。どうもヨーグルトが一時的に品薄状態に陥ったのは,ヨーグルトは生産をするために大量の電気を消費するため,計画停電やそれに伴う節電の影響というのがあったからだったようです。前にもいったように僕のところは計画停電の対象区域外でしたので,計画停電が行われなくなったのがいつからだったか覚えていませんが,その頃からはヨーグルトも以前のように入手できるようになっています。
深浦康市九段の先手で角換り相腰掛銀に。先手が▲2六歩のまま飛車を4筋に回り,桂馬を2五に跳ねて角を2八に打つ展開。先に羽生善治棋聖の方から仕掛け,いきなり飛車を切っていく中盤戦となりました。その後,先手は飛車を敵陣に打ち下ろし,その龍がめまぐるしく動き回る形で戦いが継続。観戦は下図から。
これはさすがに△2二同金と取る一手。先手は▲7四歩。まず△3六馬を検討。僕はそれで後手の方がよいのではないかと思ったのですが,△6五桂が選択されました。これは先手玉を逃がす心配もありますが,取られそうな駒が王手で逃げるわけですから,むしろ自然な手という意味もあると思います。▲8六玉を考えていたところ▲6六玉。△3六馬は検討していた手。どちらの銀を取られるのも痛いですが,うまく両方を受けることはできない。そして早い攻めも見つからない。僕にはどう指せばよいのか難しく,先手がやや苦しいように思えてきました。それでも実戦の▲7三歩成(第2図)はあなた任せみたいな手ですが,この局面で考えられる手ではありました。
どちらの銀を取る手も考えられるところ。僕が主に検討していたのは△3五馬の方でしたが△5八馬の詰めろ飛車取りが指されました。受けなければならないので▲6七歩。△8四桂と打つかとも思いましたがシンプルに△5七馬の王手。▲7六玉の一手に△3八飛の詰めろでした。下から追い掛ける手はあまり考えていませんでしたが,先手は歩切れですのでこれは相当に厳しく思えました。▲3四角~▲6六歩のような受けも無効であることを確認。よってここで検討は終了。あとは実戦の進行を見守るのみ。▲6八角は根性をみせた粘りと思いますが△7七桂成で先手の投了となりました。
羽生棋聖が3連勝で防衛。一時は互角の戦いを繰り広げていた相手に2年連続のストレート防衛は,今後に向けても大きいことではないかと思います。
東日本大震災後の影響のひとつに,僕が使っている電波時計が電波を受信しなくなったというのがありました。この時計はボタンをひとつ押せば電波を受信するようになっていますから,僕も何度かは押したのですが,それでも受信しません。ただクォーツ時計としてはそのまま使用できるものですから,いつからか放っておき,そのまま使っていました。しかし現在は不受信の状況というのは解消されています。
僕が最初にこれに気付いたのは4月22日の朝のことでした。この時計は深夜の1時,2時,3時の3回,自動的に電波を受信し直すようなシステムになっています。おそらくそれで受信を開始したのでしょう。朝日新聞の報道によれば,この電波を送る機械が福島県の田村市にあるそうで,これが地震で電波を送信できなくなった後,福島第一原子力発電所の事故の影響で,この場所自体に人が近付くことができなくなっていたようです。それが21日になって人が入り,電波の送信が再開されたとのことで,このため僕の電波時計も22日に朝には電波時計として復旧していたのだと思います。
とはいえ,この時計はその後もずっと電波時計として機能していたというわけではありません。この後,また受信できなくなったり,受信するようになったりということを繰り返しました。僕ももうボタンは押さなくなっていましたから,自動的に電波時計になったりクォーツ時計に戻ったりということを繰り返していたわけですが,5月14日の朝に電波を受信して電波時計に戻っているのを確認して以降は,クォーツに戻ることなくずっと電波時計として機能しています。この間にどういう事情があって受信したり受信しなくなったりということを繰り返したのかは分かりません。
一方,買い物の方ですが,こちらは発生していたある特定の食品の品薄状態というのもその後は発生していません。どうもヨーグルトが一時的に品薄状態に陥ったのは,ヨーグルトは生産をするために大量の電気を消費するため,計画停電やそれに伴う節電の影響というのがあったからだったようです。前にもいったように僕のところは計画停電の対象区域外でしたので,計画停電が行われなくなったのがいつからだったか覚えていませんが,その頃からはヨーグルトも以前のように入手できるようになっています。