スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

竜王戦&K伯母の体調

2011-07-15 22:35:08 | 将棋
 第24期竜王戦本戦トーナメントは今日も2局。僕の注目は右の山の準々決勝。対戦成績は久保利明二冠が2勝,山崎隆之七段が4勝。同じ関西勢なのに対局数が少なくて驚きました。
 振駒で山崎七段の先手。となれば久保二冠のごきげん中飛車。最近はめっきりと減った印象がある③Bに。先手が玉頭位取り,後手が銀冠という形になり,2筋に飛車を回っていた後手から開戦し,すぐに飛車交換。先手は自陣角を打ちました。再び飛車交換があり,後手も自陣角。両者が苦心を重ねているといった印象の中盤戦。断続的に見ていましたが下図となって本格的に観戦開始。
                         
 ここから△4六飛と切りました。▲同銀に狙いの△7八金。▲同飛△同角成▲同玉△4八飛までは一本道。▲5八角打もこれしかなさそう。△4六飛成は当然。▲5六金打を考えていましたが▲5六飛でした。交換は明らかに損と思えるので逃げるのは自然。自陣に引いてしまうのもあったかと思いますが△4八龍と入りました。このまま△5七歩とされてはかないません。ほかの受け方だと△4五桂がありそうですから▲4七金と龍に当てるのはこの一手でしょうか。△2八龍は当然の逃げ場所という印象。今度は△4八歩があるので▲4八歩は仕方ないところ。そこで△4五銀(第2図)は考えていなかったのですが,指されてみればなるほどで相当に厳しそうです。
                         
 ▲5七飛△4六歩では勝ち目がありません。▲6四歩と攻め合いにいきました。△同銀は最善かどうかは別にここでは自然な応手と思います。▲5四歩は銀挟みですがこれでは苦しそう。△5六銀▲同金寄は自然な進行。そこで△4六歩と叩いたのはぬかりない一手で▲同金寄とさらに金を遠ざけてから△2九龍(第3図)と取りました。
                         
 差がついていると思いましたがここで先手が投了。本格的な戦いになる以前でどうやら事実上の決着がついていたようです。久保二冠は来週の火曜に準決勝を戦います。

 このK伯母に最初の異変が生じたのは,僕のが退院した直後,したがって昨年の暮れから今年の正月にかけてのことでした。入居していた市営住宅であまりに体調が悪くなり,自分で救急車を呼んだとのことでした。
 実をいいますと,僕はこのことを後になってから知りました。というのも,母が退院したばかりということで,あまり心配をさせるのはよくないだろうという配慮があったようで,僕たちにはその時点では知らされなかったのです。したがって,実際にそのときにどのようなことが起きたのかということを,僕は詳しくは知りません。つまりここの部分に関しては,すべて事後に聞かされた話です。
 K伯母が運ばれたのは,保土ヶ谷区,といっても南区や西区との境に近いところにある病院でした。診断の結果は肺に水が溜まっているということで,それを抜いたようです。結果的には1週間程度の入院で済んだのですが,病院に運ばれた時点では,生命に関しても保証はできないと医師から言われたほどだったそうですし,救急車の中では意識不明に陥ったとのことで,きわめて重篤な状態であったのだろうと思います。
 このことがあった後にも,僕はもちろんK伯母に会っていますが,少なくとも僕が見た感じだけでいうなら,入院する前とそうも変わったところがあるようには思えませんでした。したがって,詳しい病名などは何も知らされていないのですが,病後の経過に関する限り,それは順調であったと判断してよいのだろうと思います。
 しかしK伯母は,5月に入ってからまた体調を崩し始めていたようです。僕たちがこのことを最初に知らされたのは,K伯母本人からではなく,寺の信者仲間からでした。前にもいいましたように,K伯母はかなりの頻度で寺に通っていましたので,同じ寺の信者たちは,僕たちよりはK伯母と会っています。それで様子がおかしいのではないかということで,僕の家の方に連絡があったのです。
 K伯母は上に4人の姉がいますが,そのうちふたりはすでに死んでいて,ひとりはアメリカ在住。ということで残りひとりの姉が,K伯母の住む市営住宅に訪ねていったのですが,確かにK伯母の体調は非常に悪かったようです。そこでその姉,ここではH伯母といっておきますが,H伯母は病院へ行くことを勧めました。しかしK伯母は受諾しませんでした。これが先月の上旬のことです。
コメント
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