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スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

東京ダービー&放尿の肯定

2010-06-04 19:10:14 | 地方競馬
 今週の地方競馬はダービーウィーク。南関東の東京ダービーは2日の開催でした。
 スピードの違いを見せつけるかのようにマグニフィカの逃げ。道中は後ろをかなり引き離しました。このため馬群はかなり縦長となり,シーズザゴールドは5番手前後,マカニビスティーは後方から5番手あたりの追走。前半の1000mは61秒7でこれはかなりのハイペース。
 マカニビスティーもこの日はあまり早くから動くことなく直線に。外を回ったのは前回と同じですが,今度は迫ってくる馬もなく,残り100mを過ぎたあたりで先頭に立って優勝。大敗続きで人気を落としていた伏兵のガナールが内目を鋭く伸びて2着に入り,逃げたマグニフィカが3着。シーズザゴールドはその後ろの接戦を制しての4着どまり。
 優勝したマカニビスティーは昨年暮れにJRAでデビューし2勝した後オープンで5着。ダートでの活躍の場を広げるために大井に転入して転入初戦は圧勝。羽田盃はかなり強い内容の2着でしたので,力量は最上位と思われここは順当な勝利。ここ数年の東京ダービー馬としてはかなり高いレベルで,地方競馬としては貴重な戦力となり得る馬ですが,またJRAに戻ることになるのかもしれません。父は2004年のJRA賞年度代表馬のゼンノロブロイで,従兄にジャパンダートダービー,フェブラリーステークス,東京大賞典と大レース3勝のサクセスブロッケン
 鞍上は大井の戸崎圭太騎手。しらさぎ賞以来の南関東重賞制覇で,東京ダービーは2007年2008年に連覇していますので2年ぶりとなる3勝目。管理している大井の松浦備調教師には東京ダービー初制覇となりました。

 僕たちが自分自身の身体に対して排尿という運動を肯定するときに,これを意識のレベルで考えた場合には,トイレに行くことを肯定するような意志作用として意識されるという点は,その人間の精神のうちに尿意がある場合でもない場合でも同様であるといえます。そこでこのことを手掛かりに,今度は尿意がある場合の意志作用と観念との関係について考えていくことにします。
 ここでいう尿意というのは,それを最も限定的な意味で考えるなら,これは僕たちの身体の内部に一定の量以上の尿が溜まっていることの表象像です。このこと自体を単に延長の作用としてのみ考えるならば,これは僕たちの身体の内部でのみ生じる運動であって,尿を身体の内部とみなすのか外部とみなすのかについては見解の相違もあるでしょうが,少なくともそれ以外の外部の物体に関してはこの運動に関知しません。いい換えればそうした外部の物体はこの状態に対して十全な原因であることはもちろん,部分的原因であるということもありません。したがって僕たちがどういう場合に尿意を感じるか,あるいは延長の属性のもとでいうならどういう状況において僕たちの身体の内部に一定の量以上の尿が溜まるのかということを規定することはできません。尿意というものはいわば予告なしに唐突に僕たちに訪れるものですから,このことは経験的に明白であるといえます。
 このときに,僕たちが排尿すること自体についてはこれを肯定するのは,そのことが僕たちの自己保存の法則に適合するからです。一方,これを否定する,つまり我慢しようとするのは,その状況が排尿という運動と秩序付けられている状況と異なっているからです。そこでこの両者から,トイレに行くことを肯定するような意志作用は生じてくるといえるでしょう。すなわちそれは,排尿という運動を肯定するために,自分の身体を排尿という運動と秩序付けられている状況に転換することを肯定するような意志作用であると考えられるからです。そこで今度はこの肯定,すなわちトイレに行くことの肯定を,便宜的に放尿の肯定ということにして,考察を進めていくことにします。
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