スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

桜花賞&尿意

2010-03-24 19:06:56 | 地方競馬
 今年から地方競馬全国交流となった第56回桜花賞。昨年のNARグランプリ年度代表馬のラブミーチャンが登録してきたのですが,発熱で出走取消となったのは残念でした。
 内の2頭がやや出負け気味の発走となり,まずはレッカが先頭に立ちましたが,内から追い上げたバックアタックが正面では先頭を奪い返しての逃げ。レッカ,ギンガセブンと続きました。前半の800mは49秒4でハイペース。
 実績最上位のオノユウは向正面で早くも一杯。外を追い上げたショウリダバンザイが前の3頭に迫り,4頭で後ろを離して直線に。勢いよく追い上げてきたショウリダバンザイがそのまま伸びきって大外を抜け出して快勝。バックアタックが2着に粘り,かなり後方から追い込んだトーセンウィッチが3着。
 優勝したショウリダバンザイは北海道デビューで2勝。南関東転入初戦となった大井のトライアルの桃花賞を勝ってここに臨んでいました。北海道での実績ではオノユウには敵いませんが,オノユウは今回は中間に順調さを欠いていて,ほかの馬たちとは力に差があったようです。浦和の1600m戦は外が不利ですから,ペースが速くなったとはいえ大外枠から勝ったのは立派でしょう。日本の母系祖先は違いますが,ケイティーズファーストとホワットケイティーディドと同じ一族です。
 鞍上は大井の真島大輔騎手で,船橋記念以来の南関東重賞勝ち。桜花賞は初制覇。管理している高岩孝敏調教師はこれが南関東重賞初制覇となりました。

 僕が失禁の分類のうち,第3のものとしてあげている自分の排尿の観念というのが意味しようとしている事柄を,広く一般的に用いられているようなことばで表現するとするならば,尿意ということばが最も適切であろうと思います。実際,自分の尿意というのが自分の排尿という運動に深く関係しているということは,とくに説明するまでもないでしょうし,同様に,尿意というのが,自分の排尿そのものの観念とは異なるということもまた明らかだと思います。
 そこで,ここからはこの観念についてそれを尿意ということにします。しかしこのためには,次の2点に注意しておいてください。
 まず第一に,尿意ということばのニュアンスの中には,単に思惟の様態としてではなく,ある身体の状態を含意するところがあると僕には思えます。実は僕が排尿の観念といい,最初から尿意といわなかったのはこれを気にしたためです。しかしここでは,尿意というのを純粋な思惟の様態と限定します。それが尿意の本性であると僕は主張したいのではありません。これもまたここでの約束事のひとつと考えてください。
 第二に,ここでは尿意を,ただの思惟の様態ではなく,ある観念としてさらに限定します。つまりこれは感情とか意志とかいった思惟の様態ではなくて,観念という思惟の様態に限定するということです。現在は知性と意志,すなわち個々の観念と個々の意志作用との関係を経験から分析しようとしていますので,あることばが観念も意味するし意志作用も意味するということになっては,はなはだ不都合が生じます。よって尿意には意志の意という文字が含まれてはいますが,ここではこれは観念であると限定します。これもまた尿意というのを思惟の様態としたみた場合に,それをどのように解せばいいのかということを主張せんとするがためのものではなく,単にこの考察上の約束事のひとつです。
コメント
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