初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

BRICs大盛況

2005-11-20 12:24:37 | 株・いろいろ
 投資の分野でBRICsがいわれて久しい?ですが、へーここまで、という状況のようですね。

 これまでは、まずそれぞれの国の証券に投資しようという動き。

 諸制限があって直接投資ができない場合、例えばインド株投信などが相当に増えましたね。

 次に、BRICs各国で活動している日本企業の株式投資をしようという動き。

 これまたインドを例にとれば、ホンダ、スズキなどの自動車メーカーや、自動車用塗料メーカーの関西ペイントなどがインド株関連で買われましたね。

 BRICsへの注目は世界的なものであるのは勿論ですが、なんとインドの現代絵画が世界で大人気とか。9月には1億9千万円という現代絵画部門で破格の値のついたものが出た由、驚きですね。

 インドに比べればブラジルの美術市場はまだ影が薄いそうですが、ルートのある人は今のうちにブラジルの絵画を収集しておいたらいかが?

 

日経紙からの情報

2005-11-19 15:33:48 | 株・いろいろ
 大阪経済大学での講義は、とても参考になったと喜んでくれた人が多くほっとしました。

 一方で、私が日経紙をもとにチェックすべき経済情報を説明しましたので、「日経紙を読んでいない人にとっては理解できないことがあったのではないか。」という観測的?意見を言った人がありました。

 帰途、新幹線の中でいろいろ考えました。

 その結果、「前期に証券市場論Ⅰ、そしていま証券市場論Ⅱを学んでいる人たちを対象に話すとき、日経紙を読んでいない人のことを考えなければいけないのかな。」ということで自分を納得させました。

 もうひとつは、「株式」というやや特殊?用語が多いジャンルの話をするとき、内容(質)の程度をおとさずにわかり易く説明するということの難しさですね。

 いつも工夫し、挑戦しています。

今日は大阪経済大学に

2005-11-18 09:38:37 | 株・いろいろ
 今日から大阪経済大学イブニングスクールでの講義が始まります。

 これまで、北海道の札幌学院大学、東京の日本大学で講義をしました。大阪では初めてです。

 テーマも異なりますので、学生のみなさんの反応もそれぞれでしたが、大阪経済大学のイブニングスクールは社会人もいる由でまた違った雰囲気でしょうね。

 私たち証券学習協会の講義内容の特徴は、中立公正な立場であるほかに“実務に基づく”点にあります。

 理論を学ぶ場の大学で、実務の要素を取り入れるのは“知識の肉付け”になるので大変好評です。(自分で言うのもおかしいですが。)

 今日から來年1月6日まで金曜日に12時限行いますが、若い人たちの反応が楽しみです。

信用取引残高の評価

2005-11-17 10:38:44 | 株・いろいろ
 先週末の信用取引残高をもとに計算しますと、買残高の評価は2週続けてプラスになり、買い方としては「警戒ゾーン」にいます。

 一方、売残高の評価は、マイナス18.9%とかなり大きな評価損をかかえているようです。

 今までに何度か信用取引の利用の仕方について書きましたが、もういちど確認しておきましょう。

◎信用取引は“原則として”短期の取引に利用すべきです。(無期限の利用は特殊なケースと考えましょう。)

◎特に空売りの場合はなおさらです。(買った株が下がっても限界がありますが、売った場合は「青空」ですよ。)

◎買いでも売りでも同じですが、自分の思惑がはずれたときはこだわらずに「勇気ある撤退」をしてください。(ナンピンをするのは“基本的には”よくありませんよ。)

 “経験則からみればいまの相場はいいところにいるぞ”と横目で見ながら、かつチャンスを逃さずにね。・・・難しいですが。

紀宮さまの結婚、流行を呼ぶ?

2005-11-16 09:59:17 | 株・いろいろ
 昨日の結婚式と披露宴はすばらしかったですね。

 派手さを好まない由ですが、紀宮さまの結婚式のドレスは優雅な“シンプル”。生地は勿論いいものでしょうが。

 披露宴の料理も、引き出物も、同様に派手さはなくいいですね。巷間言われている費用は控えめでしょうが、ただ感心しました。

 これは流行るぞ!と思ったのは私だけではないでしょう。

 となると、株式市場ではどう反応するのでしょうか。

 クールビズで恩恵を受けた企業があるように、敏感な企業戦争が始まりそうですね。


株の税金を確認しておこう

2005-11-15 10:20:27 | 株・いろいろ
 昨日、「株の税金にからんだ売買が行われる時期」にさしかかった、と書きましたので、改めて今の税金について確認しておきましょう・・節税のために。

 「株式売却益にかかる税金が10%である」のは、来年(平成18年)と再来年(平成19年)の12月31日までです。平成20年1月1日からは20%になります。

 100万円儲かったときにかかる税金が10万円であるのと、20万円であるのとではずいぶん違いますよね。

 株式配当金や株式投信の分配金にかかる税率も今は10%の源泉徴収ですが、これも平成20年4月1日からは20%になります。これまた大きいですね。

 上場株式等の売買が年間を通じて“損”になってしまった場合、翌年以降3年間にわたって“儲け”から差引くことができます。株式投信の損も株の儲けと差引きすることができます。
 ただし、“損”を確定申告しておかなければいけません。この制度はずっと続きます。

 上記の“10%”は優遇税制として採用されたものですが、これに慣れてしまうともとに戻るのが“増税”に感じられます。

 1400兆円を超える個人資産のより多くの部分を株式市場に導くためには、なんといっても税制が“鍵”です。もっと長く続けて欲しいですね。

 

 

株の税金を考える時期

2005-11-14 09:28:20 | 株・いろいろ
 現在施行されている株式関連の税制は、売買益に関しては10%の申告分離課税ですね。

 今年の売買で利益が出ていれば利益の10%を収めれば済みです。源泉分離の特定口座を設定していれば何もしなくても良いのですが、そうでない人は自分で申告して10%の税金を払います。

 損になっていれば(今年の相場では損になっていない?)、損の額を申告すれば来年の利益から引いてくれます。

 という制度のもとで、ここ2,3年は年末に近づくと損益を意識した株の売買が行われています。

 2000年頃のIT相場時に買った株も、かなり戻ったものが多いので、税金にからめて見直す時期にきています。つまり、今年の儲けからその当時の株の損をだして差し引きしておこうということですね。

 もう見直しはお済みですか。

外国人持ち株が増える

2005-11-13 11:53:28 | 株・いろいろ
 今朝の日経紙は、外国人の持ち株が増加していることを載せています。

 1980年3月末現在の持ち株比率(金額ベース)は、日本の個人投資家の29.5%に対して外国人は3.0%と10分の1でした。

 20年後の2000年3月末で初めて逆転し、個人18.0%、外国人18.6%となりました。

 01年~03年は個人が勝ちましたが、04年からまた外国人が上回り、今年の3月末では20.3対23.7とさらに差が広がりました。

 「収益拡大で増配など利益配分期待のある企業」「来年3月期に最高益が見込まれる企業」「再生期待企業」など外国人株主が増える企業の幅が広がっているようです。

 日本の「物言わぬ株主」と違って外国人は「株主重視の経営を求める株主」であり、企業もそれなりの刺激を受けます。

 日本の個人投資家・株主にとってもいいことじゃありません?程度問題でしょうけど。

株高効果で高級品売れる

2005-11-12 09:07:41 | 株・いろいろ
 昨日発表になった7~9月期のGDP(国内総生産)は、実質年率で1.7%増えました。

 なかでもウェイトの一番高い“個人消費”がシッカリ。今朝の日経新聞によると:

 百万円以上の指輪やブレスレットなど宝飾品の売上げが伸びている(伊勢丹)。

 高級輸入靴の十月の売上げが前年比8割近く増えた(高島屋東京店)。

 珍しい素材のジャケットなど上質のものを探す人が増えた(エルメスジャポン)。

 などなど。

 さらに、都市部のマンション販売も好調の由。

 このような動きは、「株価上昇による資産効果」と書いています。

 いいことですね。「株価上昇」→「消費増」→「景気上昇」→「株価上昇」と良い循環を期待したいです。