初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

東芝黒字の原動力・NAND型フラッシュメモリー

2005-11-08 09:46:04 | 株・いろいろ
 ブロードバンド時代に突入して、大容量の文字・音声・画像などの情報を保存する記録媒体開発に激しい競争が始まっています。

(1)9月7日に米アップル社が世界同時発売した「iPodナノ」は最大千曲を保存できますが、この記録媒体には東芝が特許を持つ“NAND型フラッシュメモリー”が使われています。

 韓国のサムスン電子では、従来のハードディスクドライブ(HDD)に替えて、(この半導体を使った)フラッシュメモリーを搭載したノートパソコンを発売するそうです。

 日本の半導体メーカーが赤字決算の中、NAND型フラッシュメモリーは東芝黒字の原動力になっている由です。

(2) 一方、日立GST(サンノゼ市)は、1テラ(1兆)バイトの3.5インチ型HDDを2007年に製品化するメドがついたと発表しました。

 1テラバイトあれば、1日4時間テレビを見る家庭が番組を1年分保存できるそうです。

 記録容量の大きさではHDDの方に軍配があがりそうですが、今後伸びが予想される次世代携帯電話などの記録媒体にはNAND型フラッシュメモリーへの期待が高まっているようです。

 証券学習協会の中村副理事長に解説をしてもらいました。