初心者のための証券のある生活

豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

夏目漱石と株式投資

2005-11-05 09:22:11 | 株・いろいろ
 昨日の続き。「吾輩は猫である」にでてくる株の話です。

 先生の細君と多々良君との会話。

 細君「一体あなたの月給はどの位なの」

 多々良君「三十円ですたい。その内を毎月五円ずつ会社の方で預かって積んで置いて、いざという時に遣ります。・・奥さん小遣銭で外濠線※の株を少し買いなさらんか、今から三、四ヵ月すると倍になります。ほんに少し金さえあれば、すぐに二倍にでも三倍にでもなります。」

 時は日露戦争の頃、株式投資をする漱石はすすんでいたのでしょうね。

 ※外濠線(そとぼりせん):皇居の外濠を一周した市内電車