昨日の続き。「吾輩は猫である」にでてくる株の話です。
先生の細君と多々良君との会話。
細君「一体あなたの月給はどの位なの」
多々良君「三十円ですたい。その内を毎月五円ずつ会社の方で預かって積んで置いて、いざという時に遣ります。・・奥さん小遣銭で外濠線※の株を少し買いなさらんか、今から三、四ヵ月すると倍になります。ほんに少し金さえあれば、すぐに二倍にでも三倍にでもなります。」
時は日露戦争の頃、株式投資をする漱石はすすんでいたのでしょうね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
※外濠線(そとぼりせん):皇居の外濠を一周した市内電車
先生の細君と多々良君との会話。
細君「一体あなたの月給はどの位なの」
多々良君「三十円ですたい。その内を毎月五円ずつ会社の方で預かって積んで置いて、いざという時に遣ります。・・奥さん小遣銭で外濠線※の株を少し買いなさらんか、今から三、四ヵ月すると倍になります。ほんに少し金さえあれば、すぐに二倍にでも三倍にでもなります。」
時は日露戦争の頃、株式投資をする漱石はすすんでいたのでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
※外濠線(そとぼりせん):皇居の外濠を一周した市内電車