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豊かな生活を目指し、廣本修正のよくわかる “株・いろいろ”

投資信託の税金

2005-11-27 08:32:59 | 株・いろいろ
 投資信託に関する税金には、①分配金にかかるものと、②解約したときにかかるものと二通りありますね。

①分配金について知っておきたいことは「普通分配金」と「特別分配金」があることです。税金はこの「普通分配金」に10%かかります。

 たとえば、私があるファンドを1万円で買ったとします。

 このファンドが10300円のとき決算期を迎え、500円の分配金がだされて時価は9800円に下がったとします。

 私が受取った500円の内訳は、300円は利益ですが200円はタコ配(元本部分を出されたと同じ)ですよね。

 で、税金がかかるのは300円(これが普通分配金です)の10%で30円です。200円(特別分配金)には税金はかかりません。

 自分の元本を200円受取ってしまったので、私の投資元本は1万円ではなく9800円となります。

②このファンドが10200円に値上がりしたときに、私がこれを解約(売却)したとします。

 このとき私の儲けは、時価10200円-元本9800円=400円となり、400円に対して10%の税金がかかります。

 ただし、この10%は平成20年3月31日までの優遇税率であることは、このまえ書きましたね。