浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

クラブでバオー

2016-10-13 16:44:10 | 日記
僕もいい感じの大人なので、接待もします。

接待というか出張してると「あ、泊まりですか?じゃ晩飯でも」と言われるってだけ。それ自体はほんとにありがたいし嬉しい。もう一緒にお食事出来るってだけで。。

お酒も美味しいものも好きだしさー、ほんとならこっちがお金払わなきゃいけないんだろうけどなぜか先方がもってくれるんだよね。これは社会人マナーとしてアリなんだろうか?いまだによくわかない。

でさ、だいたい「じゃ、2件目に」とか言われる。こちとら泊まりなんだから2件目だろうが3件目だろうがなんなら朝までドンと来いですよ。

でもね、「うーむ、どうもな」って思うのが「クラブ」ってやつですよ。だいたいそういう時って2件目はクラブってやつに連れてっていただく。

ここできちんと説明しておきたいのだけど「クラブ」ってやつは別にいやらしい場所じゃない。確かに女性が隣に座るけどなんか変なことをするわけじゃ無い。ただお酒の相手をしてくれるってだけ。

僕はねー、正直好きじゃ無い。

僕の長くない人生で、自分のお金でクラブに行ったことって無い。別に楽しくないんだもの。いや、「嫌いで嫌いで一刻もいたくない!」って訳じゃないのよ。お酒は呑めるし(酒さえあればなんでもいいタイプ)、相手(連れてってくれてる人ね)もいて話も出来る。たださ、そう考えると、「じゃあ、この女性がいることになんの意味があるんだろ?」とたまに思ってしまう。なんか申し訳なくてさー。

女性とお酒飲むのは好きなんですよ。それがプライベートであればね。でも別に「接待」されなくてもいいんだよなー。

先日、東北で飲んだんですよ。そのお客さんは映画好きで僕は話してるととっても楽しい。僭越だけど先方も映画の話ししたくて僕を誘ってくれてるんじゃないかな?と思ってる。居酒屋で映画や仕事の話ししながら美味しく牡蠣だの頂きました。

あと、これはね、イカとゴロの土鍋焼き、、の残り汁。これさぁ一番美味しいヤツだよね。僕の父ならもう一回火をつけて冷飯と卵ぶっ込んで煮立ったところでネギみじんと刻み海苔と白胡麻をぱらぱらしだすところだ。

しょんで、2件目はクラブ。僕はずっと映画の話。しかもそのお客さんがジョジョも読んでたことが分かって、、

いや、違うな。そのお客さんが『武装ポーカー』の話を始めたんだよ!

(ちなみに『武装ポーカー』ってのはジョジョの作者、荒木飛呂彦のジャンプデビュー作ね)

もーう、それはテンション上がるよね〜!

「武装ポーカーの次が『魔少年ビーティ』だっけ?」
「すいません、違います、『バージニアによろしく』がありますね。それからビーティー」
「そうなんだ、でその次がバオー?」
「ですです」
「ネイティヴアメリカンのウォーケンとかねー」
「良かったですよね〜」
「で、ジョジョ?」
「何おっしゃってるんですか!?『ゴージャスアイリン』ですよ!!」
「ああ、そうかそうか」

ってな話をさ、クラブでしてる訳ですよ。途中、女性も何とか話に入ろうと「ジョジョなら私も読んだことありますよー」とか言ってくれるんだけど

「そうなんですね、でも僕はいまマーチンの調教師の話をしたいんです、『じゃれつかれただけでこのザマさ、、』って分かります?」
「分からないです。。」
「じゃ、ちょっと僕が喋りますね、あの調教師がですねー、、、」

こんな感じ。クラブで(笑)我ながらひどいね。