浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

インターフェイスは微妙なバランス

2016-10-05 17:41:47 | 日記
会社のパソコンはVAIO Pro11というのを使ってます。

VAIOは結構使って来ていて、もう10年くらいかな、4台目になるんじゃないかと思う。

TypeT(コレはめちゃくちゃ良かった。もういっかい出たら買いますよ)、TypeG(なんだかプラスティックが弱くて、、端っこ欠けたりしてた)、TypeX(これもめちゃくちゃ良かった、もういっかい出たら買う)、そしていまのPro11。ご存知の通り、SONYからVAIOが離れて以後の製品ですね、

Pro11、スペックとしてはぜんぜん悪くない。なにせ薄くて軽い。僕にとってのノートパソコンの一番の評価はここだ、だっていろんなところに持ち歩くんだもの。

だけどね、買って1年経たずにキーボードの「A」が取れた、、仕方ないのでアロンアルファで付けたんだけど、ちょっと触るだけで(指をおいただけで)「aaaaaaaaaaaaaaaaaaaa」と反応するようになってしまった。まぁ振れないように気をつけて使ってんだけど今度は「O」が取れた。

いやぁ、日本語においてその2つのキーって結構大事ですよ^^;

「O」のほうは完全に取れてしまって、アロンアルファでもうまく行かなくなった。仕方がないのでワイヤレスキーボードを買って使っている。

これもなかなか難しいもんです。

僕はタイピングは非常に早い方だと思うんだけど、それでも使い慣れたキーボードが変わってしまうとかなり手間取る。

もともと僕はノートパソコンを使い慣れているので、普通のデスクトップ用のキーボードだと早いことは早いけど非常に手が疲れてしまう。なんというか押す深さが深いんだよね。昔さ、ゲーセンに「タイピング・オブ・ザ・デッド」というタイピングゲームがあって、そのキーボードはデスクトップ用のキーボードだったのね。負けたりすると「頼む、頼むからノートパソコンのキーボード、出来れば自分の使っているパソコンを繋がしてくれ!それだったら絶対負けないから!」と負け惜しみを言っていた。

もともとスマホなんかに繋ぐように持ってたワイヤレスキーボードがあって、それを使ってみたりしている。

これのキーボード自体は悪くない。でも右上についているトラックボールがだめ。軽々動いてしまうのでぜんぜん狙ったところにポインタを持っていけない。

うむーと思ってAmazonを見てたらこちらが2,000円ちょいなのでポチって見た。

トラックボールじゃなくてタッチパッドなのでいいか、と思ったんだけどコチラはあまりに軽すぎて文字を打っている間にずれてしまう。打ちながら手のひらでキーボード自体を押さえていなければいけない。

うむー。。

ノートパソコンって難しいのがさ、パソコンとディスプレイとキーボードが一体になっているわけじゃないですか。デスクトップなら「キーボードが壊れました、じゃあその間、別のキーボード使っといてキーボードだけ修理に出そう」ということが可能。だけどノートパソコンはそうじゃない。一個壊れたら、例えば今回は「A」と
「O」のキーが取れただけなのに、パソコンごと修理に出さなくてはいけない。。。ハードディスクの中身何処かに移して、その間、他のパソコン用意して、、と考えるとかなり気が滅入ってくる。。

んじゃあ最近流行りのコンバーチブル型というかタブレットにキーボードがついてるようなものにすればいいのかな、と思うけどそれはそれでまた決め手が無く。。



パソコンという「電子機器」とは言え、人に直接触れる部分って非常に繊細というか難しいなぁ、と改めて思う。ある意味、こういうのって「筆」とか大工道具なんかと一緒で非常に微妙なバランスで出来上がっているものだと思う。なんか書道家が「この筆じゃないんじゃー」と筆を投げ捨てたり、「こんな鉋で木が削れっかい!」と大工さんが鉋投げたりね。いや、そんな、道具を粗末にする職人さんはいないだろうけど。

例えば車だとかバイクだとか。僕はその辺についてはあまり認識が無いけど、すっごく車を愛している人は、他人がちょっと乗ったりしただけで「あ、なんか違う!」と気づくと思う、ちょっとハンドルの握り心地が違う、とかね。

車のハンドルにしても、パソコンのキーボードにしても、それって「入力装置=インターフェイス」ということだから、ここは非常に微妙なバランスで出来上がっていると思う。


この文章書くのにもいつもの1.5倍くらいかかりましたよ。。