浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

たった一つ信じられること

2012-11-12 18:37:41 | 日記
だらだらと合気道を習っています。

まだ半年も経ってないし、土曜日に稽古なんだけど用事があったりしてちょこちょこ休んだりしているからあまり上達はしていないんだけど。

夏に「右前回り受け身は出来るけど、左前回り受け身が出来ない」と書いたけど出来るようになりました。基本的な受け身なので、真剣にやっている人は1ヵ月くらいで出来るようになるものだろうけど。

出来るようになった理由はひとつしかない。

ただただ反復練習。

こういう体を使う習い事をしていると上達速度は遅くてもやっぱり「何度も繰り返しやれば」出来るようになる。理論や理屈ではなくただただ体に覚えさせていくことが大事。

これは結構大事な真理だと思う。体を使うことはだいたいそういうことだよね。

もちろん「100mを9秒で走る」とか「相手に勝つ」ということは才能とか時の運もある。だけどそうではない体を使うことはだいたい何度もやっていれば出来るようになる。

自分の才能ということはどういうものか分からないし、どこまであるものか分からないけど、「何度も練習していればそのうち出来るようになる」ということが真理であることはただ一つ信じられる。

そしてその真理を信じている限り、努力をすることが出来るね。

年々、練習しても出来るようになるスピードは遅くなっていくことは目をつぶるしかないけど。



5級の技(僕は初心者なので級無し、次は5級)である、片手取四方投げ、片手取り一教、正面打ち入り身投げ、両手取り天地投げ、諸手取り呼吸投げ、も聞いたときにはなんのこっちゃと思ったし、実際に教えられても「こんなにたくさんなんて無理!」とも思ったんだけど、今は8割くらい出来る。

8割くらい、というのは、これらの技をゆっくり一つずつやればもちろんできる。本番(昇段審査とか)では一気に通してやるんだけど、どこか一か所くらいで「あれ、これ右からだっけ?左からだっけ?」と迷うということ。

で、このくらい出来るようになるとやっぱりちょっと楽しくなってくる。

最初はとにかく形をなぞることだけで一生懸命だった。(まず右足を出して、同時に左手で掴んで、次に右手を上げて…)

でも形をとりあえず出来るようになってくるともう少しうまく出来るようなことを考えられる。(この右手を自分のおへそあたりにくっつけると相手が動きづらくていいんだよな…とか)

じんわりでも何かが上達していくのは楽しいことです。