浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

王様、軍人、学者、職人

2011-10-28 00:23:14 | 日記
むかーし、何かで「人を王様、軍人、学者、職人の4タイプで分ける」という性格診断というかタイプ分類があった。

ふと、最近思い出してて「あれなんだったけかなー」と思って調べたら見つかった。

週刊誌のSPAで連載されていた岡田斗司夫の「人生の取り扱い説明書」というコラムだった。

サイト見てみたら97年に連載されてたとある。

僕が大学生の頃か。その頃ってSPA読んでたかなぁ。後で単行本で読んだのかな。ま、いいや。

改めて読んでみて面白かったんでちょっと書いておきます。

まず、すべての人が4つのタイプに分けられる。これはその人の求める「欲求」による分類。

王様タイプ>人に担がれる、目立ちたがり屋
軍人タイプ>リーダーシップを発揮する、勝ち負けがすべて判断基準
学者タイプ>知りたい、学びたい
職人タイプ>口より行動、技術に優れる

という4タイプ。

ちなみに言うと大人の場合これを「技術」でやってる場合もあるから注意が必要。本当は王様タイプなんだけど仕事で仕方なく軍人らしくリーダーシップを発揮している、ということだってある。

根本的には「その人が何をしているときに一番うれしいか」ということが大事。

そしてこのそれぞれは憧れと見下しでつながっている。

軍人は、すべての勝ち負けから自由で好きなように生きている学者に憧れ、
学者は、口ではなく技術で人から評価される職人に憧れ、
職人は、技術がなくても人から好かれる王様に憧れ、
王様は、目的のために一直線で生きている軍人に憧れ、ている。

逆に考えると互いが見下している。

軍人は、自分がいないと何も出来ない王様を見下し、
王様は、技術はあっても人から好かれない職人を見下し、
職人は、口ばっかりで技術のない学者を見下し、
学者は、命令に従うばかりで自分で考えない軍人を見下し、ている。

見下す、と言うと言葉がきついかも知れないけど場合によっては「可愛がってる」とも言える。「俺がいないとダメなんだよな、コイツは」と思ってる場合だってあるだろうしね。

それに加えて、対角線の関係は相容れない。

軍人⇔職人、は軍人は職人のことを「単にわがままなヤツ」と思うし、職人は軍人を「勝負にしかこだわらない美意識のないサラリーマン」と思う。
王様⇔学者、は王様は学者のことを「単に屁理屈をこねているヤツ」、学者は王様のことを「空気読まないで好きなことばっかりやってるヤツ」と思う。

ということでその関係を図にしたのがこれ。


説明長かったけど。

さてと。

我々はそれぞれどのタイプなんだろうねぇ。

グループとかをざっと見回して「あの人は王様タイプかなぁ」とか思うことはあるんだけど、結局、自分が何タイプかがよくわかんないだよね。

人に言われるのと自分で思ってるのと違うときもあるしね。

僕個人は「自分は王様、学者的なところはあるけど、軍人、職人ではないだろ」と思ってても結構「軍人じゃない?」って言われたりするから。
コメント
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