浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

二の矢三の矢

2011-07-22 00:39:40 | 仕事
会社でね、DMを出すんです。

手紙印刷してー、折ってー、封筒に入れてー、切手貼ってー、糊付けしてー。

これが千枚単位だから聞いてるだけで面倒でしょ?

でさ、部下に「これさー外注出来ないか聞いてみてよ」ってお願いしたら、一枚あたり百何円で出来るんですって。

自分たちで作業して送っても送付料金は60円くらいかかるわけでそれに紙代、印刷代、それと作業にかかる人件費考えたらそっちの方がいいじゃん、発注しちゃってよ、ってお願いしたんです。

そしたら「いや、もう紙と封筒買っちゃったんでそれを使い切らないと…」って言うのね。

だから僕が「外注先にその紙と封筒あげるから、って交渉して」って指示したのね。

そしたらしばらくして更に「紙と封筒はオッケーなんですが、結局うちのコンプライアンス関係でリストをデータで向こうに渡せないんでウチでやるしかないです」って言うのね。

んだもんだから「じゃあさ、ウチで印刷した封筒持ち込むってことでもっかい交渉してよ」って指示したら結果、オッケーだったんです。


あのね、なんなのこの柔軟性の無さは?

外注先は仕事受けるんだから多少のイレギュラーがあっても仕事取りたいでしょうよ。こっちは別料金を多少取られても自分たちでやるよりいいんだから。

こういう人と話してると「二の矢三の矢、って概念がないなー」と思うんだよね、

仕事においてさ、一本目の矢で仕留められることなんてあんまり無いじゃないですか。
そのために二の矢三の矢を考えとく必要あると思うんだよなー。

決してこの部下は仕事が出来ないわけでも地頭が良くないわけでもない(結構いい大学出てる)。なんで二の矢三の矢考えられないんだろ?と考えてて、ふと思った。

あくまで勝手な想像だけど『本気で、ちょっと無理目な異性を口説いたことがない』んじゃないだろか??

無理目な異性、例えば明らかに自分なんかに振り向いてもらえないだろうな、って人とか、長年付き合ってる恋人がいる、って人に心底恋に落ちちゃった時って二の矢三の矢どころかもう魏軍なみに矢を用意するよね。

矢の数なら自信あります、僕。もーう、何本も用意してますよ。

いや、恋愛話じゃなくて仕事上ね。